リワーク系はなし。
ジャングラーが何体かバフ。
遠隔チャンピオンは全体的にナーフ。
アップデートの注目点
ウーコンのバフ
Rの攻撃力反映率が上昇。
RのADレシオが1発動あたり55%増加、
2発動で110%増加。
2秒間(4秒間)の合計ではあるが、
複数人にヒットするなら明らかに無視できない数値。
どこまで上がるか未知数だが、
今パッチ要注意のチャンピオン。
「Rを早めに終了した方が火力が高まる」状況の是正らしいが、
ARAMでは大抵回り続ける方がダメージが出る。
ラムスのバフ
Wの自身に対するスロウ効果を削除。
Rのダッシュ速度が上昇。
ラムスはチャンピオン勝率こそ落ち着いているが、
初手ソーンメイルの勝率が58%前後あり既にOP。
Wのスロウ30%が完全に削除されたため、
敵キャリーに張り付く能力が著しく上昇する。
ARAMではそもそもピック率が低く不人気で、
恐らく今後も目立つことはないが
ほぼOP確定。
リーサルテンポのナーフ
射程距離の増加量:近接攻撃は50、遠隔攻撃は75 ⇒ 近接攻撃も遠隔攻撃も50
遠隔チャンピオンの増加レンジが25減少。
ADCにはかなり痛いナーフ。
ここ数パッチ、純ADCは全体的に苦戦気味。
近距離での戦闘を余儀なくされるため、
ADCを狙う側からは嬉しい変更。
相対的に現ARAMの上位を席巻している
ジャガーノート&スカーミッシャー系へのバフになる。
ARAMのチャンピオン調整への変更
バフ
- なし
ナーフ
- なし
今回はARAM調整なし。
パッチ12.20のARAM的寸評
エイトロックス
固有スキル - 死兆の構え
体力回復量:軽減後ダメージの100% ⇒ 軽減後ダメージの80%
固有スキルの体力回復量が減少。
純粋なナーフ。
集団戦に大きく影響する部分ではないが、
前パッチの赤月ナーフで
赤月勝率は既に56.0%→54.5%まで低下している。
エイトロックスはしばらく上位をキープしている。
TierAを守れるかどうか。
アクシャン
E - ヒーロースイング
スイングの持続時間:3秒 ⇒ 無限
サモリフでは無限回転できる場所が少ないが、
ARAMでは全てのタワー、及びインヒビターで利用できる。
ネクサスタワーでも一応回転できる。
ネクサスに少しぶつかるが、
擦るだけならアクシャンがズレながら回転を続ける。
爆発的に強い動きではないが、
アウトプレイの機会が増える。
ブリッツクランク
基本ステータス
基本攻撃力:62 ⇒ 60
基本攻撃速度:0.65 ⇒ 0.625
固有スキル - マナバリア
シールド量:最大マナの30% ⇒ 最大マナの15%~45%(チャンピオンレベル1~18)
W - オーバードライブ
モンスターに対するダメージ:60~180(チャンピオンレベル1~18) ⇒ 60~220(チャンピオンレベル1~18)(注意:以前のように一定値ずつ増加するのではなく、次のように増加していきます:60/80/100/120/140/160/165/170/175/180/185/190/195/200/205/210/215/220)
E - パワーフィスト
チャンピオンに対する強化通常攻撃ダメージ:合計攻撃力の200%(+魔力の25%) ⇒ 合計攻撃力の175%(+魔力の25%)
チャンピオン以外へのダメージ:変更なし
基本攻撃力と基本攻撃速度が低下。
固有スキルのシールド量を調整。
Wのモンスターに対するダメージが増加。
Eのチャンピオンに対するダメージが低下。
引き続きJGブリッツへのバフ。
ARAM的にはWが関係ないため、
パッシブの調整と
ステータス、Eのナーフ。
総合的に見てナーフ。
エリス
Q - 神経毒
射程:625 ⇒ 575
射程の検出方法:エリスの端から対象のヒットボックス中央まで ⇒ エリスの中央から対象のヒットボックス端まで
ヒト形態Qの射程を調整。
AA同様、ヒットボックスの端で計算されるようになり
AA→Qがそのまま繋がる。
QoLアップデートに近い。一応バフ。
イブリン
Q - ヘイトスパイク
マークした対象への追加魔法ダメージ:10/20/30/40/50(+魔力の25%) ⇒ 15/25/35/45/55(+魔力の25%)
W - アリュール
チャーム効果時間:1/1.25/1.5/1.75/2秒 ⇒ 1.25/1.5/1.75/2/2.25秒
Qのマークした対象への追加ダメージが増加。
Wのチャーム効果時間を延長。
ARAM調整により以前よりはマシになっている。
ナイトハーベスターならある程度のパフォーマンスが見込める。
グウェン
Q - チョキチョキッ!
切りつけ1回あたりのダメージ:10/14/18/22/26(+魔力の5%) ⇒ 10/15/20/25/30(+魔力の5%)
最後の切りつけのダメージ:60/80/100/120/140(+魔力の35%) ⇒ 60/85/110/135/160(+魔力の35%)
Qの基本ダメージが増加。
ナーフとARAM調整の変更で
最上位→最下位→中位と移動したグウェン。
今でもキャリー力自体はあるため、
これでTierA-~B+くらいまで戻れるか。
ジェイス
W - ライトニング
マナ回復量:6/8/10/12/14/16 ⇒ 10/12/14/16/18/20
R - トランスフォーム: マーキュリーハンマー
物理防御と魔法防御の増加量:5/15/25/35 ⇒ 5/15/25/35(+増加攻撃力の7.5%)
Wのマナ回復量が増加。
Rの魔法防御と物理防御の増加量が、増加攻撃力を反映するように。
マナ回復はどうでもいいが、
増加ADで防御が増えるのは嬉しい。
- ルーンシャード+10
- ガーディアンブレード+30
- 赤月の刃+60
これでちょうど+100AD、AR/MRが+7.5。
メレーフォームの集団戦パフォーマンスが上がる。
ケネン
E - 疾風迅雷
NEW影手裏剣の術:E終了後の攻撃速度増加時に、攻撃速度の上限である2.5倍を超えられるように
Eの攻撃速度増加量を調整。
ADケネン向けの調整。
ARAMにはほぼ無関係。
マオカイ
固有スキル - 魔樹液
最大体力に応じた体力回復量: +最大体力の4.5%~12%(チャンピオンレベルに応じて) ⇒ +最大体力の4%~10%(チャンピオンレベルに応じて)(注意:最大体力の反映率はチャンピオンレベル1/6/9/11/13/15/17で、4/5/6/7/8/9/10%)
R - 大地の捕縛
クールダウン:120/100/80秒 ⇒ 120/110/100秒
固有スキルの最大体力に応じた体力回復量が減少。
Rのクールダウンが高スキルレベルで延長。
純粋にナーフ。
パッシブの回復は唯一のタンクスキル。
ただ、12.19現在TierS最上位のため
これでもTierS~A前後は維持できるか。
ラムス
W - かたくなる
自身へのスロウ効果:30% ⇒ 0%(削除)
R - どーんどーん
ダッシュ速度:移動速度の105% ⇒ 移動速度の110%
Wの自身に対するスロウ効果を削除。
Rのダッシュ速度が上昇。
パッチ12.19で行ったWのバグ修正は、皆さんの愛するこのアーマージロにとって、結果的に大幅な弱体化となりました。
バフ理由がこのように書いてあるが、
「パッチ12.19で行ったWのバグ修正」は存在せず不明。
英語版も同様の記述。
それはともかく、Wのスロウが削除されるのは
かなりのバフ。
初手ソーンメイルの勝率は今でも非常に高いため、
正しいビルドなら隠れOPとなる可能性が高い。
セト
基本ステータス
魔法防御:32 ⇒ 28
固有スキル - ファイティングスピリット
減少体力5%ごとの体力自動回復量:0.25/0.5/1/2 ⇒ 0.15/0.5/1/2
右パンチの攻撃力反映率:増加攻撃力の50% ⇒ 増加攻撃力の55%
基本魔法防御が減少。
固有スキルの体力自動回復量が低チャンピオンレベルで低下、
右パンチの攻撃力反映率が上昇。
総合的に見てナーフ。
特にMR低下が痛い。
ウーコン
R - 旋風猿舞
発動ごとの物理ダメージ:対象の最大体力の8/12/16%(+攻撃力の220%) ⇒ 対象の最大体力の8/12/16%(+攻撃力の275%)
Rの攻撃力反映率が上昇。
55%も上昇する、異様なバフ。
TOP向けの調整だというアナウンスあり。
2回発動できるため、
最大ヒットで合計110%のバフ。
2秒間の合計であることを考えるとDPSはそれほどでもないが、
5v5での複数ヒットを考えると確実に影響は大きい。
今パッチ要注意のチャンピオン。
ジグス
Q - バウンドボム
魔法ダメージ:85/135/185/235/285(+魔力の65%) ⇒ 95/145/195/245/295(+魔力の65%)
Qの基本ダメージが増加。
今年初のジグスへの変更。
ARAM調整が激しすぎて
全スキルを避け、
全スキルを当てる必要があるチャンピオンになりつつある。
与ダメ-20%、被ダメ+20%。
それでもなおプッシュ&シージだけで強い部類だった。
基礎ダメージのバフで、Qヒット時のリターンが増える。
アイテム
悪魔の抱擁
体力:450 ⇒ 350
魔力:60 ⇒ 75
遠隔攻撃チャンピオンのティックごとの炎上ダメージ:最大体力の1% ⇒ 最大体力の0.8%
ザック、アムム、ウディアなどの
タンクでの運用をナーフしたいらしい。
ARAMでは敵5人全てを炎上させられる可能性があり、
理論上のDPSが非常に高く強力なアイテム。
同じ理由でライアンドリーも強い。
近接チャンピオンのダメージ部分は据え置きなため、
恐らくまだまだARAMでは強い。
フローズンハート
トータルコスト:2500 ⇒ 2700
合成コスト:600 ⇒ 800
物理防御:80 ⇒ 90
「岩より固く」のダメージ軽減量:7(+体力1000ごとに3.5) ⇒ 5(+体力1000ごとに3.5)
コストアップ。
ARAMでは必要な試合でだけ買うアイテムのため、
あまり影響はないか。
モータルリマインダー
トータルコスト:2500 ⇒ 2600
攻撃力:25 ⇒ 35
攻撃速度:25% ⇒ 20%
ARAMの重傷はなるべくADC以外が積みたい。
コストも上がっており、
尚更買いたくないアイテムに。
ステラックの篭手
「獲物を狙う爪」の増加攻撃力:基本攻撃力の45% ⇒ 基本攻撃力の50%
「ライフライン」のシールド量:増加体力の75%(3.75秒かけて減衰) ⇒ 増加体力の80%(4.5秒かけて減衰)
ステラックの効果とコンセプト自体は元々強く、
ただコストパフォーマンスが悪いために不人気だった。
これでもデスダンスに対抗できるほどではなさそうだが、
デスダンスの後、ブラッククリーバーとの選択では
優位に立てるかもしれない。
ルーン
リーサルテンポ
射程距離の増加量:近接攻撃は50、遠隔攻撃は75 ⇒ 近接攻撃も遠隔攻撃も50
遠隔チャンピオンの増加レンジが25減少。
純粋なナーフで、
ほぼ全てのクラーケン系ADCが影響を受ける。
ARAMのADCは現在もポジショニングがかなり難しいが、
それに拍車がかかる形。
自衛用のファントムダンサーの優先度が上がる。
バグ修正
クレッドやガリオなどのチャンピオンにおいて、
体力バーに増加体力/シールド耐久値が上半分しか表示されていなかったビジュアルの不具合を修正
シールド表示のバグが治った。
かなり不快だった。
まとめ
- ウーコン、ラムス、グウェンのバフに注目
- リーサルテンポのナーフでADCは苦しい
- ステラックは一度試す価値あり
現在のARAMでは、ジャングラーでも
独自のビルドで活躍するチャンピオンが多い。
昔はジャングラー=ARAM弱者だった。
ADCの弱体化も含め、
更にARAMが近接チャンピオンを中心とした
殴り合いに傾いていきそうなパッチ。
アイテムではオフメタビルドに利用されがちな
悪魔の抱擁にメスが入ったが、
これだけではあまり変わらないだろう。