プロシーン向けの小さな変更が主だが、
何体かはビルドに関わる大きな調整を受けた。
ARAM調整も2パッチ連続で変更。
2022年9月8日 ミッドパッチアップデート
ミス・フォーチュン
W増加攻撃速度 50/65/80/95/110% ⇒ 40/55/70/85/100%
Wマナコスト 35 ⇒ 45
Wが強すぎたため修正。
これでもまだ強い。
アップデートの注目点
ヘカリムのファイタービルドがバフ
Qが2→3スタックまで貯まるように
W-「ソウルドレイン」の発動中は物理防御と魔法防御が15/20/25/30/35増加
など、他多数
サモリフのヘカリムはタンク運用が多いが、
ファイター運用へのバフ。
ARAMでは12.16以前でもディヴァインサンダラーから
マナムネ、デスダンスを自然に積めていた。
ARAMで既に強いビルドが更にバフされることになり、
かなりの注目株。
マオカイがタンク向けプチリワーク
Qに割合ダメージが付与
Eの割合ダメージが削除、
代わりにAPレシオとHPレシオが追加
など、他多数
全体的に見てタンクビルドへのバフ。
特にQの割合ダメージと、
EのHPレシオは現実的な数値で嬉しい。
最近のARAMマオカイはAPとタンクが拮抗していたが、
このバフでタンク有利に傾きそう。
とはいえ、APビルドがナーフされたというほどでもなく、
仮面ビルド自体は生き残りそう。
ミス・フォーチュンが調整
Qがバフ
Wの攻撃速度がバフ
EのCDがナーフ
など
EのCDが
18~10秒 ⇒ 18~14秒に伸び、
APフォーチュンには手痛いナーフ。
ただし、APレシオは増加した。
総合的に考えると
Q上げのADフォーチュンが良さそうに見える。
ARAMのチャンピオン調整への変更
2パッチ連続でのARAM調整。
バフ
- グラガス 被ダメージ -3% ⇒ 被ダメージ -5%
- グウェン 被ダメージ +5% ⇒ 与ダメージ +5%、被ダメージ 0%
- リー・シン 与ダメージ +5%、被ダメージ -5%、回復量 +20% ⇒ 与ダメージ +5%、被ダメージ -5%、回復量 +20%、シールド量 +20%
- キヤナ 与ダメージ +15%、被ダメージ -15% ⇒ 与ダメージ +15%、被ダメージ -20%
- サイラス 被ダメージ -5% ⇒ 与ダメージ +5%、被ダメージ -5%
- ザック 被ダメージ -4%、回復量 +20%
前回大幅ナーフを受けたグウェンとリーシンが
元に戻るようなバフ。
②グウェン
与+5%被-5%(~12.15)
→与±0%被+5%(12.16)
→与+5%被±0%(12.17)
グウェンは間を取るような数値へ。
被ダメナーフでTierSから一気に最下層へ沈んでいたため、
これでTierA~Bまでは戻れるか。
③リー・シン
リー・シン
与+10%/被-10%/回復+20%/シールド+20%(~12.15)
→与+5%/被-5%/回復+20%(12.16)
→与+5%/被-5%/回復+20%/シールド+20%(12.17)
リーシンはシールドだけ戻されたが、
与+10%被-10%の調整で良いように思える。
⑥ザック
注目はザック。
被ダメ-4%と回復量+20%を獲得できたことで、
タンクとして順位を上げる可能性が高い。
ナーフ
- ベル=ヴェス 与ダメージ +5%、被ダメージ -10% ⇒ 与ダメージ +5%、被ダメージ -5%
- ルブラン 与ダメージ +20%、被ダメージ -20% ⇒ 与ダメージ +17%、被ダメージ -17%
- ナサス 被ダメージ +5% ⇒ 与ダメージ -5%、被ダメージ +5%
- ソナ 与ダメージ -5%、被ダメージ +10% ⇒ 与ダメージ -5%、被ダメージ +10%、回復量 -20%、シールド量 -20%
- ゼド 与ダメージ +15%、被ダメージ -15% ⇒ 与ダメージ +10%、被ダメージ -10%
ナサス以外、
前回バフしすぎたチャンピオン達。
ソナは-20%調整。妥当。
TierA-~B前後に落ち着くと嬉しい。
ルブランは結局TierC止まりだったのだが、
一部高スキル帯を考慮したのだろうか?
パッチ12.17のARAM的寸評
アーリ
E - チャーム
チャーム効果時間 1.4/1.55/1.7/1.85/2秒 ⇒ 1.2/1.4/1.6/1.8/2秒
チャームの効果時間が短縮。
プロシーン向けの調整だが、Qから上げるため
やや影響は大きい。
アジール
W - 目覚めよ!
砂塵兵のダメージ 50~150(チャンピオンレベルに応じて)(+魔力の60%) ⇒ 50~150(チャンピオンレベルに応じて)(+魔力の55%)
クールダウン 8/7.5/7/6.5/6秒 ⇒ 9/8.25/7.5/6.75/6秒
E - 流砂の衝撃
クールダウン 19/18/17/16/15秒 ⇒ 22/20.5/19/17.5/16秒
WとEがナーフ。
こちらもWCSを見たような調整。
カミール
固有スキル - アダプティブディフェンス
シールドの体力反映率 17% ⇒ 20%
E - フックショット/ウォールダイブ
ダメージ 60/95/130/165/200(+増加攻撃力の75%) ⇒ 80/110/140/170/200(+増加攻撃力の90%)
パッシブとEがバフ。
基本的にはダメージトレードに強くなるバフで、
ARAMに大きく作用する部位ではない。
エズリアル
E - アーケインシフト
クールダウン 28/25/22/19/16秒 ⇒ 26/23/20/17/14秒
EのCDがバフ。
全ランク帯で2秒短縮は大きめのバフ。
エズはQに1.5秒のCD還元があるため、
CD短縮の恩恵が大きい。
グレイブス
Q - エンドライン
クールダウン 12/11/10/9/8秒 ⇒ 13/11.5/10/8.5/7秒
R - コラテラルダメージ
ダメージ 250/400/550(+増加攻撃力の150%) ⇒ 275/425/575(+増加攻撃力の150%)
Qのクールダウンが短縮。
Rの基本ダメージが増加。
グレイブスは既にARAMで強いピックで。
バフは更に追い風となる。
ヘカリム
基本ステータス
基本物理防御 35 ⇒ 32
レベルアップごとの体力 104 ⇒ 99
Q - ランページ
ダメージ 60/90/120/150/180(+増加攻撃力の90%) ⇒ 60/85/110/135/160(+増加攻撃力の95%)
スタックごとのダメージ 2%(+増加攻撃力100ごとに3%) ⇒ 4%(+増加攻撃力100ごとに6%)
スタックごとのQのクールダウン短縮量 1秒 ⇒ 0.75秒
最大スタック数 2 ⇒ 3
スタック減少 効果終了時に全スタックが消滅 ⇒ 効果終了時に毎秒1スタック減少
マナコスト 28/31/34/37/40 ⇒ 30
W - ソウルドレイン
クールダウン 14秒 ⇒ 16/15.5/15/14.5/14秒
NEW装甲騎兵 「ソウルドレイン」の発動中は物理防御と魔法防御が15/20/25/30/35増加
E - チャージ
最小ダメージ 30/45/60/75/90(+増加攻撃力の55%) ⇒ 30/45/60/75/90(+増加攻撃力の50%)
最大ダメージ 60/90/120/150/180(+増加攻撃力の110%) ⇒ 60/90/120/150/180(+増加攻撃力の100%)
最小ノックバック 250 ⇒ 150
最大ノックバック 450 ⇒ 350
クールダウン 20/19/18/17/16秒 ⇒ スキルレベルにかかわらず18秒
R - スペクターズ・オンスロート
フィアー効果時間 0.75~2秒(移動距離に応じて) ⇒ 0.75~1.5秒(移動距離に応じて)
全スキルに調整。
ケミパンク→ケミタンクのビルドを
抑制したい思惑が感じられる。
注目点はQのスタックが2→3に増えたことと、
Wに加わった防御増加効果。
ARAMのヘカリムはサモリフと異なり
既にディヴァイン→マナムネが主流だったが、
このビルドが更に強化された。
今パッチ注目のバフ。
かなり順位を上げそう。
カサディン
Q - ヴォイドスフィア
クールダウン 11/10.5/10/9.5/9秒 ⇒ 10/9.5/9/8.5/8秒
マナコスト 70/75/80/85/90 ⇒ 60/65/70/75/80
Qのクールダウンが短縮、マナコストが低下。
ARAMではQE上げよりEQ上げの方が強い。
が、バフはバフ。
Qはダメージに加えシールドもあるため、
CD短縮の影響は大きい。
マオカイ
固有スキル - 魔樹液
NEW反撃の樹人 大型ジャングルモンスターから攻撃を受けると、「魔樹液」のクールダウンが受けた攻撃1回ごとに1.5秒短縮されるように
回復量 5~45(+最大体力の4.5%~11%)(レベル1~15) ⇒ 4~34(+最大体力の4.8%~14%)(レベル1~17)
Q - 茨打ち
ダメージ 70/110/150/190/230(+魔力の40%) ⇒ 65/110/155/200/245(+魔力の40%)
NEW樹々怪々 Qが最大体力に応じたダメージ(2/2.25/2.5/2.75/3%)を与えるように
NEW枝分かれ Qがモンスターに40/60/80/100/120の追加ダメージを与えるように
E - 苗木投げ
削除枝枯れ 苗木が最大体力に応じたダメージを与えないように
基本ダメージ 20/45/70/95/120(+対象の最大体力の7/7.25/7.5/7.75/8%(+魔力100ごとに0.7%)) ⇒ 55/80/105/130/155(+魔力の42.5%)(+増加体力の6%)
茂みでの強化ダメージ 40/90/140/190/240(+対象の最大体力の14/14.5/15/15.5/16%(+魔力100ごとに1.4%)) ⇒ 110/160/210/260/310(+魔力の85%)(+増加体力の12%)
NEWミニオン活動家 苗木の茂みでの強化ダメージがミニオンには適用されないように
マナコスト 60/70/80/90/100 ⇒ 45/55/65/75/85
スロウ効果 35% ⇒ 45%
NEW濃密な樹液 茂みで強化された苗木が35% ⇒ 45%(+魔力100ごとに2%)(+増加体力1000ごとに6%)のスロウ効果を与えるように
R - 大地の捕縛
波の初期速度 50 ⇒ 100
波の最大速度 650 ⇒ 750
波の加速 250 ⇒ 300
NEW速足の樹人 敵チャンピオンに命中すると移動速度が40/50/60%増加し、2秒かけて元に戻るように
固有スキル、Q、E、Rを調整。
トップ、ジャングルに戻すための調整。
全体的にバフだが、注目は
- Qに割合ダメージが付いたこと
- Eの割合ダメージが消滅した代わりに、
基礎ダメージが上昇し、
スロウとダメージAPレシオと増加HPレシオが付いたこと
強化Eダメージ:110/160/210/260/310(+魔力の85%)(+増加体力の12%)
強化Eスロウ:45%(+100AP毎に2%)(+増加体力1000毎に6%)
APレシオも高いが、
増加HPレシオが良い。
ワーモグアーマー(HP+800)で96ダメージ上昇する。
85%APで96ダメージ上昇には約112AP必要であり
かなり増加HPレシオが高い。
悪魔の抱擁は既に強い選択肢だが、
これでかなりOPになりそう。
ミス・フォーチュン
Q - ダブルアップ
物理ダメージ 20/40/60/80/100(+攻撃力の100%)(+魔力の35%) ⇒ 20/45/70/95/120(+攻撃力の100%)(+魔力の35%)
詠唱時間 0.25秒 ⇒ 通常攻撃の時間と一致
W - ストラット
マナコスト 45 ⇒ 35
攻撃速度 40/55/70/85/100% ⇒ 50/65/80/95/110%
E - レイニングバレット
クールダウン 18/16/14/12/10秒 ⇒ 18/17/16/15/14秒
最大ダメージ(8ティック) 80/115/150/185/220(+魔力の80%) ⇒ 70/100/130/160/190(+魔力の100%)
スロウ効果 40/45/50/55/60% ⇒ 50%(+魔力100ごとに4%)
Q、Wにバフ。
Eにナーフ。
E上げの抑制と、
Critビルドを復権させることが狙い。
Qの詠唱時間が無くなったことで、
完全にAAと同様の感覚で使えるようになった。
ARAM的にはE上げ仮面フォーチュンの去就に注目。
EのAPレシオ上昇とスロウのAPレシオ追加があるが、
CD4秒延長はかなり痛い。
E自体のダメージというより
Eを回転させて仮面やムラマナ、彗星で
ダメージを出すのが中心。
総合的にはナーフ。
ナミ
E - 潮使いの祝福
削除 ナミのEが適用されるごとに、「電撃」発動までのカウントが増加するインタラクションを削除。今後、E(およびその適用)は「電撃」のような効果において、1回のスキル使用としてカウントされるようになります。
電撃ナミルシアンのシナジーが削除。
ARAMではエアリーの方が強い。
ノクターン
基本ステータス
攻撃速度反映率 0.668 ⇒ 0.721
固有スキル - 夢幻斬
クールダウン 14秒 ⇒ 13秒
基本攻撃速度が上昇。
固有スキルのクールダウンが短縮。
主にジャングル向けのバフ。
ARAMには影響が少ない。
レル
W - フェロマンシー:装着
非騎乗時の移動速度 250 ⇒ 280
E - 鋼の絆/排撃
クールダウン 18/16.25/14.5/12.75/11秒 ⇒ 13秒
Wの非騎乗時の移動速度が増加。
Eのクールダウンが全スキルレベルで一定に。
WEQではなくWQE上げにできそう。
地味だが、レルにとっては嬉しいバフ。
レネクトン
Q - ミートカット
ダメージ 65/100/135/170/205(+増加攻撃力の80%) ⇒ 60/90/120/150/180(+増加攻撃力の100%)
フューリー強化時のダメージ 100/150/200/250/300(+増加攻撃力の120%) ⇒ 90/135/180/225/270(+増加攻撃力の140%)
Qの基本ダメージが減少、攻撃力反映率が上昇。
サンファイアレネクトンへのナーフ。
ARAM的には、既に12.15で被ダメ-5%が消え
ゴアドリの回復量に賭けるしかなくなっていたため
あまり影響はない。
セト
W - ヘイメイカー
攻撃力反映率 増加攻撃力100ごとに20% ⇒ 増加攻撃力100ごとに25%
E - フェイスブレイカー
スロウ効果 50% ⇒ 70%
WとEにバフ。
Wのダメージ増加はもちろんだが、
E不発時にも70%スロウは大きい。
スタンに拘らずとも使いやすくなり、
大きめのバフ。
シヴィア
基本ステータス
レベルアップごとの攻撃力 3 ⇒ 2.8
W - 跳刃
跳ね返りダメージの攻撃力反映率 合計攻撃力の30/35/40/45/50% ⇒ 合計攻撃力の25/30/35/40/45%
ADとWがナーフ。
基本的にナーフされ続けるシヴィア。
だが、ARAM適正が高すぎるため
これでもまだ一線級だろう。
サイラス
基本ステータス
基本体力 595 ⇒ 575
Q - 鎖の鞭
クールダウン 10/9/8/7/6秒 ⇒ 11/10/9/8/7秒
HPとQがナーフ。
プロシーン向けのナーフ。
ARAMでは相手Rに何があるか分からず、
難しいチャンピオン。
タリック
基本ステータス
基本魔法防御 32 ⇒ 28
E - ダズル
クールダウン 15/14/13/12/11秒 ⇒ 16/15/14/13/12秒
MRとEがナーフ。
12.11のバフ前(17~13秒)との中間へ。
スタン時間は据え置きだが、
パワー低下は避けられないか。
トランドル
W - 凍てつく大地
クールダウン 15/14/13/12/11秒 ⇒ 18/17/16/15/14秒
ジャングルクリアへのナーフ。
ARAM的には影響は薄い。
ツイステッド・フェイト
Q - ワイルドカード
魔力反映率 70% ⇒ 80%
W - ドロー
マナコスト 40/55/70/85/100 ⇒ 30/40/50/60/70
QとWにバフ。
順当なバフ。
TFはARAMではポークを期待される面もあるため、
QのAPレシオ増加は嬉しい。
ウーコン
基本ステータス
基本攻撃速度 0.711 ⇒ 0.680
基本移動速度 345 ⇒ 340
プロシーン向けの微調整。
jgの一基準である
MS345から降格。
シンジャオ、リーシン、ヴィエゴ、
ポッピー、ノクターン、ヘカリム等がMS345。
ARAMへの影響は少ない。
アイテム
ストップウォッチ
コスト 650 ⇒ 750(注意:「パーフェクトタイミング」で得た「ストップウォッチ」をビルド先のアイテムに合成する際、その価値は変更後も250ゴールドのままです)
コストが100増加。
パーフェクトタイミングのゴールド価値は変わらないが、
早期に手に入るという点では価値が上がった。
ガーディアンエンジェル
合成コスト 50ゴールド ⇒ 150ゴールド
トータルコスト 2800ゴールド ⇒ 3000ゴールド
攻撃力 +40 ⇒ +45
ARAMにGAはない。
シーカーアームガード
魔力 20 ⇒ 30
せっかくなのでバフしたらしい。
結構うれしいバフ。
ゾーニャの砂時計
トータルコスト 2600ゴールド ⇒ 3000ゴールド
魔力 65 ⇒ 80
スキルヘイスト 10 ⇒ 15
合計価格が400G増加。
ステータスも増加したが、
ゴールド効率は99.25%から101.35%と微増に留まる。
総合的に見てナーフ。
まとめ
プロシーン向けの調整が主だが、
ヘカリム、マオカイ、ミスフォーチュンは
かなり大きめな変更が入った。
特にヘカリムとマオカイは
順位を上げそうなバフ内容。
ARAM調整は3パッチに1回くらいは入れてほしい。