シンジドとラムス、2体のいぶし銀チャンピオンの
移動性能が大幅に増加。
なお、またしてもチャンピオン調整の変更はなし。
アップデートの注目点
シンジド
固有スキル - 流撃
増加移動速度 20% ⇒ 25%
対象ごとのクールダウン 10秒 ⇒ 8秒
R - 狂人のポーション
増加ステータス 20/60/100 ⇒ 30/65/100
パッシブとRにバフ。
パッシブは225以内にチャンピオンが接触すると
MSが2秒間25%増加するという効果。
この効果はスタックし(最大25スタック)、
効果時間が更新されると
スタックも維持したまま更新される。
CD8秒であれば集団戦中に
2回目の発動を狙うことも可能なライン。
常に5v5のARAMでは、
ほとんど常にMSを向上させられるようになった
と言っても過言ではない。
MS増加系アイテム無しに走り回れるようになり、
シンジドを捕まえることは困難を極める。
Rのバフは増加ステータスのため、
AP,AR,MR,MS,HPReg,MNRegがそれぞれ10増加。
AP,AR,MR,MSだけで考えても、
ゴールド換算値で約717G相当のバフになる。
明らかにOP。
12.14時点でTierA(30位)のため、
バフによりTierS入りの可能性が高い。
ラムス
R - どーんどーん
クールダウン 110/95/80秒 ⇒ スキルレベルにかかわらず90秒
基本射程 600 ⇒ 800
ダッシュ時の射程増加量 1.3 ⇒ 1.5 (注:移動速度に応じて、どれくらい射程が増加するかを指しています)
最小ダッシュ速度 700 ⇒ 900
最大ダッシュ速度 1800 ⇒ 2000
RのCDとリープ距離にバフ。
Q使用中のRであれば
MSの130%の距離だったものが、
MSの150%の距離までリープできるようになった。
ダメージそのものは変化していないが、
ラムスは既に充分ダメージが出るチャンピオン。
12.11のソーンメイルのバフにより、
相性の良いラムスも勝率を上げていた。
ガンク能力の向上が最大のメリットだが、
正面から入るしかないARAMにおいても
移動能力のバフは大きな変更。
たった325しかないE(Taunt)のレンジに
敵キャリーを捉える必要があるため、
リープ能力の向上は集団戦の作りやすさに大きく影響する。
Lv6+プレート靴で約1050前後、
Lv18+プレート靴で約1300前後リープする。
12.14時点でTierB+(63位)のため、
バフによりTierA入りが考えられる。
ARAMのチャンピオン調整への変更
バフ
- なし
ナーフ
- なし
今回もチャンピオン調整なし。
ARAMのチャンピオン調整は12.10mid以来変更されていない。
パッチ12.15のARAM的寸評
アカリ
W - 黄昏の帳
気の回復量 80 ⇒ 100
最大気の増加量 80 ⇒ 100
Wによる気の回復量が増加。
戦闘中のスキル使用回数が増えるが、
ARAM的にはあまり影響はない。
グウェン
Q - チョキチョキッ!
中心部の確定ダメージ 与ダメージの75% ⇒ 50%が確定ダメージに変換
確定ダメージ変換量がナーフ。
純粋なパワーダウン。
しかしTierS陥落にはまだ足りない。
カリスタ
基本ステータス
基本攻撃力 69 ⇒ 66
プロシーンで使用率が高いため序盤のナーフ。
レーン序盤で強いチャンピオンのため、
そもそもARAM適正が低い。
ケネン
W - 稲妻の奔流
クールダウン 14/12/10/8/6秒 ⇒ 13/11.25/9.5/7.75/6秒
魔法ダメージ 60/85/110/135/160 ⇒ 70/95/120/145/170
R - 雷撃の大嵐
雷撃ごとの魔法ダメージ 40/75/110(+魔力の20%) ⇒ 40/75/110(+魔力の22.5%)
WとRへ主にダメージのバフ。
RのAPレシオは合計150%→168.75%へ増加。
ARAMでは正面以外から入れないため苦戦しているが、
集団戦のキャリーとしてダメージのバフは大きい。
やや注目のバフ。
リー・シン
Q - 響掌/共鳴撃
「共鳴撃」の気コスト 30 ⇒ 25
W - 守りの型/鉄の意志
「鉄の意志」の気コスト 30 ⇒ 25
E - 破風/縛脚
「縛脚」の気コスト 30 ⇒ 25
リー・シンはコストが5ずつダウン。
ARAM的にはあまり影響なし。
レオナ
Q - シールド・オブ・デイブレイク
マナコスト 45/50/55/60/65 ⇒ 35/40/45/50/55
R - ソーラーフレア
スタンおよびスロウの効果時間 1.5秒 ⇒ 1.75秒
Qのマナ緩和とRのバフ。
涙なしのビルドへ若干の緩和。
1.75秒はランク3メガナーのRのスタンや
ユーミRのスネアと同じ効果時間。
レオナは集団戦を安定させるエンゲージタンクで、
更にパワーが上がる。
リリア
固有スキル - 夢を集める大枝
モンスターへのダメージの上限 40~100(チャンピオンレベル1~18) ⇒ 50~150(チャンピオンレベル1~18)
ジャングル向けのバフで、
ARAMには影響なし。
マスター・イー
E - ウージュースタイル
クールダウン 18/17/16/15/14秒 ⇒ スキルレベルにかかわらず18秒
EのCDにナーフ。
一部で採用されていたE上げビルドへのナーフ。
Q上げならパワー自体はそこまで落ちない。
キヤナ
固有スキル - 女帝の威風
ダメージ 15~83(チャンピオンレベル1~18)(+増加攻撃力の45%)(+魔力の30%) ⇒ 15~83(チャンピオンレベル1~18)(+増加攻撃力の30%)(+魔力の30%)
バグ修正
キヤナが「ファーストストライク」を装備していると、固有スキルの効果を追加で適用できていた不具合を修正
固有スキルのナーフとバグ修正。
12.14でチャンピオン勝率48.12%に対して
ファーストストライク勝率は53.8%あった。
12.15現在ではチャンピオン勝率46.62%に対して
ファーストストライク勝率は45.6%。
約9割が収穫か電撃を選択していたが、
かなり致命的なバグだったことが分かる。
元々勝率が低いタイプのアサシンだが、
更に勝率を落とす。
ラムス
R - どーんどーん
クールダウン 110/95/80秒 ⇒ スキルレベルにかかわらず90秒
基本射程 600 ⇒ 800
ダッシュ時の射程増加量 1.3 ⇒ 1.5 (注:移動速度に応じて、どれくらい射程が増加するかを指しています)
最小ダッシュ速度 700 ⇒ 900
最大ダッシュ速度 1800 ⇒ 2000
RのCDとリープの距離が大きくバフ。
バフされたソーンメイルとの相性も良く、
現在のARAMでは既に強い部類のチャンピオンだった。
バフは直接ダメージを増減させるものではないが、
それでもTierA程度まで上がってくる可能性が高い。
シェン
E - 殺気駆け
固有スキルまたはEでダメージを与えた際の気の回復量 30/35/40 ⇒ 30/40/50
気の調整。
シェンはほとんど変更なし。
シンジド
固有スキル - 流撃
増加移動速度 20% ⇒ 25%
対象ごとのクールダウン 10秒 ⇒ 8秒
R - 狂人のポーション
増加ステータス 20/60/100 ⇒ 30/65/100
パッシブとRにバフ。
特にARAMではパッシブを発動しやすく、
9回発動することも容易。
Rの序盤バフと合わせてかなりのバフ。
12.14でTierAのため、TierSが予想される。
シヴィア
基本ステータス
レベルアップごとの攻撃力 3.3 ⇒ 3
E - スペルシールド
クールダウン 22/20/18/16/14秒 ⇒ 24/22.5/21/19.5/18秒
R - 戦姫の号令
クールダウン 100/85/70秒 ⇒ 120/100/80秒
終盤へのナーフ。
と言いながら、序盤のCDも下げられている。
パワーダウンは避けられないが、
DPSが大きく下げられたわけではないため、
まだキャリーとしては機能する。
タリヤ
E - アンレイベルアース
クールダウン 16/15/14/13/12秒 ⇒ 18/17/16/15/14秒
R - ウィーバーウォール
壁の持続時間 5秒 ⇒ 4秒
EとRにナーフ。
プロシーンでもピック率が高い理由である
ゾーニング能力へのナーフ。
シヴィア同様ダメージは大きく下がっていないため、
キャリーとしては戦える。
スレッシュ
Q - 死の宣告
クールダウン 20/18/16/14/12秒 ⇒ 19/17/15/13/11秒
魔法ダメージ 80/120/160/200/240 ⇒ 100/140/180/220/260
Qにバフ。
全体的にエンゲージサポートをバフしたい模様。
Qはヒット時CD3秒還元もあるため強い変更だが、
ARAM的には中の下からあまり変わらないか。
ゼド
W - 影分身
分身の有効範囲 2000 ⇒ 無制限
E - 影薙ぎ
気コスト 50 ⇒ 40
ゼドだけはなぜか気だけでなく
Wにもバフ。
ARAMで大きく離れることは少ないが、
マークとWを使ったアウトプレイでは
自由度が格段に上がる変更。
OTPに要注意。
アイテム
ディヴァインサンダラー
「追撃」の体力回復量 軽減前ダメージの65% ⇒ 55%(+対象の最大体力の4.8%(近接)/2.4%(遠隔))(+基本攻撃力の100%)
回復量にナーフ。
かなり強かったため妥当な変更。
これでも合うチャンピオンなら強い。
マーキュリアルシミター
魔法防御 30 ⇒ 40
「水銀」の発動効果時間 1秒 ⇒ 1.5秒
微量のバフ。
※"発動効果時間"は、MS50%上昇の効果時間
ARAMでのサッシュはほとんど
対モルデ、マルザ、スカーナー限定のアイテム。
バフされたからと言って積む場面が増えるわけではない。
シルバーミアの夜明け
魔法防御 35 ⇒ 40
「水銀」の発動による増加ステータス 行動妨害耐性 +40%、スロウ耐性 +40% ⇒ 行動妨害耐性 +50%、スロウ耐性 +50%
微量のバフ。
こちらに至ってはARAMではほとんど誰も積んでいない。
ファイターは自然の力やデスダンスを買った方がよい。
ルーン
ファーストストライク
追加確定ダメージ 10% ⇒ 9%
確定ダメージ変換率が減少。
ARAMにおいてはバースト用というより、
ポーク&スノーボール用のルーンになっている。
バースト的には1%はそこそこのナーフだが、
ポークの観点から見るとあまり影響はない。
その他
バグ修正
「ルインドキング ブレード」をほかのアイテムの後に購入すると、ダメージが低下していた不具合を修正
王剣は対象の現在HPの一定割合のダメージを与える。
ウィッツエンド→王剣などと積んだ際に
他のアイテムのOnhitダメージが先に計算され、
その後減少したHPを参照して王剣がダメージを与えるため、
王剣のダメージが低下していた問題の修正。
割合ダメージを考えると終盤でも王剣は強いはずだが、
初手王剣に比べ4コア5コアの王剣が
あまり勝率が伸びなかった一因と思われる。
まとめ
チャンピオンで大きな変更が見られたのは
シンジド、ラムス、キヤナくらい。
その他は小規模な変更に留まっている。
勢力図に大きな変更はなさそう。