今パッチのTierSチャンピオンの一覧。
※Gold+/Global統計/順位は執筆当時
長らくOPだった多くのジャガーノートが姿を消し、
新たなARAMが始まりそうなパッチ。
Tier list
TierS+
- ライズ
- イラオイ
- ウディア
- マスター・イー
ライズ
12.23:53.27%(35/162位)
→13.1:58.85%(1/162位)
ライズが1位獲得。
要因は13.1でバフされたRoAとセラフ。
ビルドのコアアイテムが2つとも、
しかも大幅にバフされたことで
勝率を伸ばした。
ライズのパッシブとセラフが、
他チャンピオンにない特別なシナジーを発揮しており、
異常なAPとシールドに繋がっている。
本来、ほぼアイテムでしか獲得できないはずの"増加マナ"というステータスを
ライズはAPに応じて大量に獲得することができる。
ほぼ間違いなくARAM調整で落とされるが、
それまではライズの天下。
イラオイ
12.23:54.90%(10/162位)
→13.1:57.63%(2/162位)
ライズに並び、飛び抜けた高勝率のイラオイ。
が、13.1の調整ではイラオイもナーフ対象だった。
イラオイ:被ダメージ:95% ⇒ 100%
だが、この時ナーフされたジャガーノートは
与ダメ&被ダメの合計で10%相当以上のナーフを受けた。
イラオイだけはなぜか5%調整で済んだため
相対的に上がってきた形。
特にイラオイ自体の戦法やビルドは変わっていないのだが、
周囲の脱落によってここまで上がってきた。
ウディア
12.23:48.26%(141/162位)
→13.1:55.80%(3/162位)
ARAM調整でバフされたウディアが3位にジャンプアップ。
元々タンクビルドがOPだった所に、
なぜか行動妨害耐性20%を与えれば当然こうなる。
ミシック勝率は
レディアント>ジャック=ショー>心の鋼
の順に高い。
チームファイトで勝つタンクのため、
レディアントがオススメ。
マスター・イー
12.23:54.28%(16/162位)
→13.1:55.04%(4/162位)
- ドラクサーダスクブレード
- クラーケンスレイヤー
- ジャック=ショー
- 心の鋼
など、幅広いビルドを持つイーがランクイン。
ジャック=ショーのナーフが効くかと思いきや、
ライバルのジャガーノートが軒並み消えたことで
止められる相手が居なくなり大暴れしている。
QとWでジャック=ショーの発動時間を稼げてしまうのが強い。
ほぼ確実に防御を上げた状態で集団戦を行える。
現状、上位チャンピオンかつ
イーに対して強く出られるのは
ウディア、ウーコン、シェン、マオカイ辺り。
それでも、
- マーキュリーブーツ
- 強靭
- 気迫
これを持ってきている
用意周到なイーだと止まらないことがある。
迅速+サブ覇道のよくあるイーなら大丈夫。
TierS
- フィオラ
- ウーコン
- サイオン
- タリヤ
- スウェイン
- ヴェックス
- シンジド
フィオラ
12.23のS+中、
唯一ARAM調整でナーフされなかったフィオラ。
代わりにチャンピオン自体がナーフされたが、
そのナーフも大したものではなかったため、
実質的に地位は揺るがなかった。
個人的に、現在のARAMで
最もカウンターが難しいチャンピオンの一つだと考えている。
サイオン
継続的なナーフにも関わらず、
むしろ順位を上げているサイオン。
現在のARAM調整が以下。
与ダメージ | 被ダメージ | 回復等 | その他 |
---|---|---|---|
-10% | +10% | シールド -20% | スキルヘイスト -20 |
ナーフ調整量は圧倒的ワースト。
一時期のマオカイより多いが、
これでもまだTierS。
サイオンを削る主だったジャガーノートが消えたことが
原因の一つだとは考えられるが、
それでもあまりにも恐ろしいチャンピオン。
心の鋼というベストパートナーを見つけてしまったことが
根本的な原因。
タリヤ、スウェイン、ヴェックス
ジャガーノートが消えたことで、
相対的にメイジが上がってきた。
とはいえ、
基本的には近接戦闘をこなせるメイジでないと
まだ安定しづらく、
一昔前のアーティラリー系最強メタではない。
高勝率のメイジは最低限の自衛力を持つ。
TierS-
- ザック
- ナサス
- ビクター
- シェン
- ソナ
- マオカイ
ARAM調整ナーフを免れた
ザック、シェン、ソナ、ビクター等がランクイン。
体力回復-20%のマオカイもここで踏み留まった。
現在のOPチャンピオンには
ハードCCが無ければ止まらないチャンピオンが
いくつか存在するため、この辺りのピックは重要な要素。
ピックアップ
ゼリ
12.23:48.16%(144/162位)
→13.1:54.02%(19/162位)
チャンピオン自体は微ナーフされたゼリだが、
ARAM調整のバフによりジャンプアップ。
ほぼTierS-。
パッチノートには書いていないのだが、
与ダメージ:105% ⇒ 110% だけでなく、
被ダメージ:95% ⇒ 90% という調整も入っており、
合計10%のバフを受けたことで一気にジャンプアップ。
元々集団戦能力は高いが、
ARAM的には序中盤のダメージがやや物足りなかった。
現在は序盤から強く、
ADC内ではダントツのOP。
ドレイヴン
12.23:49.58%(117/162位)
→13.1:53.96%(20/162位)
与ダメ+5%のバフを受けたドレイヴンもジャンプアップ。
レーン戦で勝つ代表的なADCで、
逆に序盤から集団戦のARAMでは長らく苦しんでいた。
が、ダメージのバフと
ジャガーノート&ジャック=ショーのナーフにより、
メインビルドの赤月の刃が活かしやすくなった。
- エッセンスリーバー
- 赤月の刃
- コレクター
ドレイヴンはこの順番で進む。
スノーボールする前提のビルドだが、
スノーボールできないドレイヴンに価値はない。
実は、更なるスノーボールビルドとして
ドラクサーダスクブレード、
そしてプローラークロウも選べるのだが、
こちらはやや上級者向け。
ドラクサーダスクブレードは
インビジブルで前に出れることさえ理解していれば
比較的扱いやすい。
パイク
12.23:50.15%(101/162位)
→13.1:52.71%(34/162位)
高耐久・高サステインのジャガーノートが消えたことで、
パイクRを活かしやすい環境になっている。
メイジと並んで
こうしたADバースト系も強くなった傾向にあり、
- グレイブス
- シン・ジャオ
- ジェイス
この辺りはかなりキャリー力が高くなっている。
勝率最下層のチャンピオン
大幅なナーフを受けた
- カタリナ
- ティーモ
- クレッド
- レンガー
- ゼド
などが最下層に落ちていった。
ヘカリム、エイトロックスは
ジャック=ショーでギリギリTierB~Cに留まっていたが、
今回のナーフでビルドを失った。
モルデカイザー、ダリウス、
ニーラ、イレリア、アーゴットなどは
TierB前後に踏み留まっている。
試合とビルドによってはまだまだキャリー可能なライン。
総括
- TierSが一新された
- メイジとADCがパワーを取り戻しつつある
- 極一部、生き残ったジャガーノート・スカーミッシャーには要注意
12.10前後から長らく続いていた
ダリウス、モルデカイザーを筆頭とした
高耐久・高サステインのファイター(ジャガーノート)が中心のARAMが
一旦幕を閉じた。
並行したバフにより、
バトルメイジ系のインファイト可能なメイジや
一部のADCも活躍を見せつつある。
しかし、
- イラオイ
- マスター・イー
- フィオラ
- ウーコン
この辺りはまだ生き残っており、
彼らを止めるための手段はチームとして確保しなければ
一方的に試合を畳まれる可能性は依然高い。
一般的にARAMはADCが人気だが、
ゼリ、ドレイヴンを除いて
未だ全体的にパワーが高いとは言えない状況。
マークスマンを多数取るよりは、
ハードCCを持つタンクやサポートも
優先的にピックしていきたい。