考察・雑記

メイジのスタティックシヴビルドについて【3コア以降で買う】

最近流行りのメイジのオフメタビルドについて。
展開とタイミングを間違えなければ強い。

スタティックシヴのAPレシオ

新しいスタティックシヴの電撃には
50%ものAPレシオが付いている。

100APあれば50ダメージ増加するわけで、
メイジが持った際のダメージは想像に難くない。

「80~190+50%AP」というのは
メイジにとって一つスキルが増えるようなもの。
オリアナQのダメージが180+50%AP。

  • ミシックアイテム
  • ラバドンデスキャップ
  • スタティックシヴ

ビルドの一例。
この時点でこれくらいの性能になる。

ハラスと集団戦が重要視されるARAMで活用されており、
いくつかのメイジで1~15%程度のピック率がある。

先頭のミニオンを殴るだけで
敵全員にダメージを与える
ようになり、
ビルドが完成した際の対策はほぼ皆無。

シヴだけで5000~10000ダメージ程度は出せる。

スタティックシヴの仕様

まずは電撃の基礎ダメージ。
Lv1~7まで固定で、
Lv8から10ずつ増加する。

1~789101112131415161718
8090100110120130140150160170180190

対ミニオンには250%のダメージ。

次に電撃のヒット数。

1~101116
6体9体12体

Lv11で9体ヒット
Lv16で12体ヒットになる。

ミニオン越しのハラスを考えるなら
最低でもLv11から、
できればLv16前後で買うのが望ましいことが分かる。

ARAMにおけるLv16は
一般的な試合で3コア完成前後。
よって、基本的には3コア以降で買いたい

電撃の効果範囲は500ユニットで、
ターゲットから500ユニット以内の敵へ連鎖していく。

また、スキルダメージ扱いではないため

  • ルーデンテンペスト
  • ライアンドリーの苦悶
  • リーライクリスタルセプター
  • ドラクサーダスクブレード

上記のようなアイテムは起動しない。

一方、「ダメージ」で発動する

  • ナイトハーベスター
  • 毒蛇の牙
  • 重傷系アイテム

上記のようなアイテムは起動する。

電撃のバグ?

正確な条件は不明だが、
味方が電撃付きのAAを行った直後に
続いてAAすると電撃が発動しない
場合がある。

間隔を数秒程度開けた場合は正常に機能する。
複数のシヴが買われた試合では頻繁に発生する。

実際の運用

スタティックシヴをビルドできるメイジ

  • ツイステッド・フェイト
  • バード
  • ビクター
  • ベイガー
  • ナイトハーベスター系バーストメイジ

代表例はこの辺り。

ツイステッドフェイト、バード
元からAAを利用するチャンピオンであり
非常に相性がよい。
特にTFはアイテムピック率10%を超える中心チャンピオン。

ビクターもこの流れだが、
素のAPレシオが良いため
スノーボールできているなら不要な場合も。

ベイガーは持ち前のAPを活かしたピック。
最大のダメージ期待値で、
こちらもアイテムピック率10%超え。

ナイトハーベスター系というとざっくりしているが、
代表的なのはエリス

  • スケールが悪い
  • 集団戦でワンバースト以外に仕事がない

こういうメイジはシヴを組み込んで
Lv16からもう一花咲かせた方がよい。

シヴの電撃でナイトハーベスターが起動するため、
予想以上のダメージが期待できる。

上記以外のメイジでも、
4,5コアで他に欲しいアイテムが無い場合には
シヴを採用する余地がある。
3コア分のAPさえあれば誰でも使える。

ビルド例

ベイガー

  • ロッドオブエイジス
  • ラバドンデスキャップ
  • スタティックシヴ
  • シャドウフレイム
  • ヴォイドスタッフ

基本形としてベイガー。

APとダメージだけを考えればよいため、
非常にビルドが単純。

ミシック>ラバドン>シヴの
3コア最大ダメージ電撃。

あとは防御貫通でダメージを高めるだけ。

ツイステッド・フェイト

  • ルーデンテンペスト
    or ナイトハーベスター
  • リッチベイン
  • スタティックシヴ
  • ラバドンデスキャップ
  • シャドウフレイム

電撃でハーベスターを発動できるため、
シヴを考えるならハーベスター優先。

リッチベインのような特殊アイテムがある場合、
ラバドンより優先して2コアに挟んだ方がよい。

あくまで一例であり、
例えば3コアラバドンから4コアシヴも可能。

エリス

  • ナイトハーベスター
  • シャドウフレイム
  • スタティックシヴ
  • ラバドンデスキャップ
  • ヴォイドスタッフ

ナイトハーベスター型の一例。
シヴが途中に挟まるだけで、
あとは防御貫通を買うよくあるビルド。

特にエリスは中盤以降失速するため
シヴを買うメリットが多い。

刺さりやすい構成

攻撃頻度が低めのハラスという都合上、
敵のMRが低い試合で刺さりやすい。
敵タンクが少ない試合ではシヴだけで相手が崩壊していく。

味方に他のメイジがいることも理想的。
自分しかAPダメージがないような試合では
少なくとも3コアでのシヴは避けた方がよい。

また、味方の他メイジがシヴを買う場合には
2人目になるのは避けた方がよい。

メイジのシヴは一撃で後衛ミニオンを倒してしまうため、
2回電撃を撃っても敵チャンピオンまでうまく連鎖しないことがある。
前述のバグがある点からも、シヴはなるべく少ない方が効果的。

刺さりやすい展開

多くのメイジにおいて、
大量リードや自身がスノーボールできている場合には
スタティックシヴに頼らなくてもよい場合が多い。

ソーサラーシューズ、シャドウフレイム、
そしてラバドンデスキャップの強さを押し付けて
そのまま戦った方がよい。

シヴが刺さりやすいのはイーブンの展開で、
特に3コアでも内側タワーやインヒビターが残っているような試合。
競っている状況をハラスとウェーブクリアで押し込み、
有利な集団戦に持ち込むことができる。

4コア、5コアで悩んだ場合に買うのも有効。
なんとなくでヴォイドスタッフを買うくらいなら
シヴに賭けてみるのもアリ。

スタティックシヴメイジのプレイング

敵のミニオンウェーブが来たら
先頭のミニオンにAAする

これだけで敵ウェーブが半壊しつつ
敵チャンピオンにハラスできる。

敵のウェーブはほぼ消えているため、

  • 敵がウェーブクリアできないなら
    確実にプッシュしていける
  • 敵もウェーブクリアできるなら、
    ウェーブ毎にHP有利になっていく

いずれかで少しずつ、必ず有利になっていく。

低HPの敵ならシヴの電撃だけでキルできることもしばしば。

集団戦が始まった後も
AAできる場面があれば積極的に狙う。
第5のスキルとして予想外の大ダメージで、
ナイトハーベスターや魂の収穫も無駄なく回収できる。

まとめ

  • メイジのスタティックシヴが強い
  • 買うなら3コア以降で、イーブンの試合展開
  • ナイトハーベスターなら更にダメージ追加

オフメタながら確かなパワーがあるメイジのシヴ。

試合展開や構成はやや選ぶものの、
ハマる試合ではとことん強いのが特徴。

実際にビルドが完成した場合、
敵としては味方キャリーが削られる前に
なるべく早くエンゲージする程度しか対処法がなくなる。

一瞬でウェーブクリアされる中でのエンゲージは難しく、
敵に難しい選択を迫ることができる。

-考察・雑記