12.22で追加され
あまりにもOPだった心の鋼について。
12.22のARAMメタ
現在のARAMは、
以下のように分類される。
- 心の鋼を使えるチャンピオン
- 心の鋼を使えないチャンピオン
なぜこんなことになってしまうのか。
本来、もっと新アイテム毎にビルドを書く予定だったが
今は心の鋼ビルドとその対策ビルドしか考えることがない。
心の鋼
- ワーモグアーマーのステータス+スキルヘイスト10
- AA強化時、体力に応じてダメージを与える
- AA強化時、最大体力が恒久的に上昇
握撃を内蔵したような効果。
だが、現状は最大体力の上昇値が多すぎる。
強化AAは対象毎にCDがあるため、
集団戦で複数回発動できる。
1コアの時点で、
HPの増加量は25~程度ある。
5v5のARAMでは、
1回の集団戦で3回、4回と発動することも珍しくなく、
その度にHPが100,200...と増えていくことになる。
使用例
これはある試合のドクター・ムンド。
心の鋼だけでHP2800を獲得している。
最終的にこのムンドはHP9000を超え、
ガーゴイルストーンプレートはシールド6000、
サンファイアイージスは毎秒130ダメージ、
不死者の握撃は追加で300ダメージを与えていた。
このタンクが敵キャリーに触れれば
一瞬でキルライン。
握撃やサンファイアは魔法ダメージなのに、
心の鋼やタイタンハイドラは物理ダメージなのもたちが悪い。
こうなってしまうと
このタンクを止められるか否か、という試合。
よって、冒頭で触れた通り
- 心の鋼を使えるチャンピオン
- 心の鋼を使えないチャンピオン
この構図になる。
統計上でもしっかり暴れている。
サイオン(チャンピオン勝率53.31%)
シェン(チャンピオン勝率51.74%)
ムンド(チャンピオン勝率49.17%)
明らかに超OP。
確実にナーフされるが、
仮にHP増加量が半分になってもまだ強い可能性がある。
それぐらい今は超OP。
心の鋼を使えるチャンピオン
心の鋼を使えるチャンピオンは、
- 握撃を使えるタンク
- ディヴァインサンダラー、
またはトリニティフォースを使えるファイター
大まかにこのどちらか。
大抵のタンクは使えるが、
敵の近距離に3秒居座って戦う必要があるため
例えばブリッツクランクやスレッシュ等では
流石に使い勝手が悪い。
ブラウム、タムケンチは使える。
アーゴットも使える。
ファイターは物により、
ダリウス、イレリア、ヴァイでは実用ライン。
フィオラ、トランドル、ジャックスは状況次第。
APチャンピオンでは
カタリナ、モルデカイザー、グウェンが使えそう。
特にカタリナはRで複数人に同時発動してOP。
- ヘカリム
- カミール
- ナサス
- ヴィエゴ
この辺りは現状のデータでは
ディヴァインサンダラーに及ばない模様。
ディヴァイン自体が心の鋼を多少カウンターできるため、
素直にそちらに向かった方がよい場合がある。
心の鋼ビルド
心の鋼ビルドのルーンは
- 不死者の握撃
- シールドバッシュ
or 生命の泉 - 息継ぎ
or 心身調整 - 超成長
- 凱旋
- 強靭
ほぼこれで固定。
HPが伸び続けるため握撃/息継ぎ/超成長が強い。
心の鋼>タイタンと進みたいファイター系では
中盤を耐えるための心身調整もアリ。
心の鋼タンク
- 心の鋼
- サンファイアイージス
- タイタンハイドラ
or 悪魔の抱擁 - ルインドキングブレード
- ガーゴイルストーンプレート
心の鋼とそのシナジーで戦う基本形。
これがベース。
終盤に向けてHPを増加させるため、
集団戦ではできる限り全チャンピオンに満遍なくAAする。
これができないとほとんど意味がない。
マークも使いながら強化AAを入れていく。
なお現状、心の鋼タンクミラーが多いため
タンクでも王剣を買う場面がある。
本来の仕事は敵キャリーを倒すことなので、
通常はタイタンハイドラ/悪魔の抱擁が優先。
だが、もし敵キャリー不在の心の鋼デスマッチであれば
2コア王剣、3コアガーゴイルなども考えられる。
心の鋼タンクが、
心の鋼対策をするという状況。
心の鋼ファイター
- 心の鋼
- タイタンハイドラ
- デスダンス
- ルインドキングブレード
or ステラックの篭手 - ガーゴイルストーンプレート
ダリウスなどのファイターが使う場合。
割合ダメージで削られても、
キルさえ取ればデスダンス分が除去されて大量回復するのが魅力。
こちらも相手に心の鋼がいれば王剣を選択する。
心の鋼対策が必要ないならステラック。
心の鋼カタリナ
- 心の鋼
- タイタンハイドラ
- ルインドキングブレード
- 悪魔の抱擁
- デスダンス
カタリナはRで心の鋼が複数人に発動するため、
HP増加の回収が極めて容易。
タイタンハイドラと悪魔の抱擁を
両方使えてしまう点もOP。
Onhitビルドとして、そして心の鋼対策も兼ねて
王剣まで自然に利用できる。
真に心の鋼に愛されたチャンピオンの一人。
心の鋼モルデカイザー
- 心の鋼
- 悪魔の抱擁
- サンファイアイージス
- リーライクリスタルセプター
- ワーモグアーマー
悪魔の抱擁のHP変換を
高めのAPレシオで利用できる。
タンクが悪魔の抱擁を使った時よりも当然強く、
サンファイアの相性も良い。
今の所統計上はリフトメーカーの方が良いが、
今後更に心の鋼が増えてきたら
モルデも心の鋼を持つ他になさそうな気がする。
心の鋼グウェン
- 心の鋼
- 悪魔の抱擁
- サンファイアイージス
or 自然の力 - ナッシャートゥース
- 3コアの余り
or コズミックドライブ
データがまだ少ないが、
たたき台としてのビルド。
素の耐久力が高いわけではないため、
恐らく3コアでは防具を選んだ方が
心の鋼の回収が安定する。
耐久とAPの比率が難しいが、
基本的には悪魔の抱擁とナッシャーさえあれば
ダメージは出せる。
心の鋼を使えないチャンピオン
心の鋼が使えないチャンピオンは、
現状は常に心の鋼対策を考える必要がある。
まず、ルーンに余裕があるチャンピオンは
栄華ルーンの切り崩しを採用しておく。
全チャンピオンで有効。
対心の鋼ビルド
マークスマン
- ルインドキングブレード
- グインソーレイジブレード
- ドミニクリガード
- クラーケンスレイヤー
- ファントムダンサー
or ルナーンハリケーン
マークスマンの場合、
主要ダメージ源は王剣になる。
あとは全て王剣を補助するためのアイテム。
Crit系マークスマンですら、
グインソーで王剣を強化した方がよい。
ドミニクリガードも必須。
ひたすら向かってくる心の鋼タンクを捌くため
ファントムダンサーがかなり有力。
心の鋼タンクが複数いる場合は
ハリケーンでなんとかするしかない。
メイジ
- ライアンドリーの苦悶
- 悪魔の抱擁
- リーライクリスタルセプター
- ホライゾンフォーカス
or コズミックドライブ - ヴォイドスタッフ
ライアンドリーと悪魔の抱擁は必須。
心の鋼タンクはベタ足が多いため、
クリセプも刺さりやすい。
ホライゾンフォーカスを発動可能なら
仮面2種のダメージが増幅して強い。
ダメなら、カイト用のコズミックドライブ。
HP9000のタンクの前では
ラバドンでAPを伸ばしても雀の涙。
ファイター
- ディヴァインサンダラー
- ルインドキングブレード
- デスダンス
- マルモティウスの胃袋
- ブラッククリーバー
ディヴァインと王剣で
2重の割合ダメージを出せるファイターは
実はかなり強力。
よほどビルドが進まない限り
心の鋼タンクとのダメージレースには勝利できる。
問題は、心の鋼タンクが自分を無視して
味方のマークスマンやメイジに突っ込んでくると
ほぼ為す術がないこと。
- サイオン
- シェン
- ムンド
これがHP6000超えで突っ込んできたらどうしようもない。
結局、こちらも心の鋼を持ち、
相手より先に敵キャリーを倒すしかない状況もある。
まとめ
- 心の鋼は超OP
- 心の鋼を使えるならそれだけで戦える
- 使えないなら対策必須
ARAMでは既に大人気で、
1試合に3人、4人心の鋼が現れることも珍しくない。
割合ダメージを出せるチャンピオンの優先度も当然高く、
ヴェインやコグ=マウは救世主になれる。
HP増加量が1/2になってもまだ使えるレベルではないか?
というほど強い。
ARAMはしばらくリーグオブ心の鋼かも。