考察・雑記

使用する統計を変更します【ARAMの48%はアンランク】

12.15まで、当サイトではlolalytics
Plat+統計を主に使用してきました。
12.16より、Gold+統計を主に使用します。

以下はその沿革と、変更した理由。

まとめると、

  • 今年はARAMのOPにランク差が生じている
  • ARAMのPlat+の統計は少なすぎる

という話。

Plat+統計のメリット

12.15のチャンピオン勝率上位で比較。

まず、ALL RANKS統計が以下。

AoEやポークが豊富で、
いわゆるARAM適正が高そうなチャンピオン達。
"昔ながらのARAMOP"という雰囲気も少し残る。

続いてPlat+統計が以下。

ハンドスキルに富むプレイヤーが多いため、
耐久力アップデート以後強くなった
サステインを持つチャンピオンを加えたリストになる。

とはいえ、
レナータ,スウェイン,シンジド,タリック,セラフィーン等の
圧倒的なARAM適正を持つOP達も含まれる。

Plat+統計の方が
より最近のARAMOPを反映した統計だと考え、
こちらを使っていた。

ARAMの試合で、

  • 簡単に勝ちやすいのは
    ALL RANKSの上位チャンピオン
  • 潜在能力が高いのは
    Plat+の上位チャンピオン

とも言える。


なお、
ALL RANKSとPlat+の統計に
大きな差が出始めたのは
今シーズン中盤からの話。

昨シーズンまでは
これほどではなかった。
詳細は記事末尾で補足。

Plat+統計のデメリット

ARAMのPlat+統計は、
統計数が少ないという問題がある。

以下は12.15における
lolalyticsでの統計数(Global)。

ARAMのランク比率

ランク帯統計数割合
チャレンジャー15,0690.01%
グランドマスター30,6200.03%
マスター157,1240.14%
ダイヤモンド1,399,9581.25%
プラチナ6,798,0176.08%
ゴールド15,945,81014.27%
シルバー19,389,25617.35%
ブロンズ12,769,25311.43%
アイアン1,555,7531.39%
アンランク53,690,26048.04%
合計111,751,120100%
ARAMのランク比率(12.15)

ARAMの約48%は
アンランクのプレイヤーが占めている。

ARAMの場合、
Plat+のデータ数は8,400,788で、
全体の約7.5%しかない。

この統計はパッチ終了時の最も多いデータで、
アップデート直後は更に少ない。

こうなると、
マイナービルドを絞り込んだ際に
ARAMのPlat+は統計数が少なすぎてブレが発生する。

なお、ARAMの試合数は
ランク戦の試合数とほぼ同等で、
ARAMの試合自体が少ないわけではない。
詳細は記事末尾で補足。

例-タンクトリンダメア

サンファイア(ピック率10%)選択時の
トリンダメアのルーン勝率。

左が12.14、右が12.15。

注目は3段目と4段目。

12.15は小規模なパッチで、
トリンダメアと関連アイテム、ルーンには
一切変更がなかった。

トリンダメア本体、
及びサンファイアの
パッチ間勝率差は約1%。

にも関わらず、
心身調整vs息継ぎや
超成長vs生気付与の
勝率が大きく変動している。

統計数3桁ではこういったブレが起こる。

このように、
Plat+は統計数が少なすぎるため
安定した情報として扱うのは難しかった。

パッチ間で大きな変更がなかった場合、
前パッチの統計と比較するか
データ範囲を30日に増やすことで
ブレのあるデータか判断していた。

Gold+統計のメリット

改めてARAMのランク比率。

ランク帯統計数割合
チャレンジャー15,0690.01%
グランドマスター30,6200.03%
マスター157,1240.14%
ダイヤモンド1,399,9581.25%
プラチナ6,798,0176.08%
ゴールド15,945,81014.27%
シルバー19,389,25617.35%
ブロンズ12,769,25311.43%
アイアン1,555,7531.39%
アンランク53,690,26048.04%
合計111,751,120100%
ARAMのランク比率(12.15)

Plat+の統計数は8,400,788で、
全体の7.5%。

Gold+の統計数は24,346,598で、
全体の21.79%まで増加する。

Plat+→Gold+で
一気にデータ数が3倍に増える。

Gold+統計のデメリット?

Gold+を選ぶと、
ALL RANKS同様
AoEとポークだけになるのではないか?
という問題。

まず、おさらいとして
Plat+の勝率上位。

続いて
Gold+の勝率上位。

順位に変動はあるが、
17/21体が共通している。

エイトロックスやグウェン、イレリア等の
ファイター系も上位に残っている。

Gold+では21位までに入っていないが、
TierAにフィオラやヤスオも存在する。

高難易度と低難易度チャンピオンの兼ね合いとしても、
むしろGold+の方がバランスが良いのではないか?
というレベルで、
統計的なデメリットは感じられない。

まとめ

  • Plat+はOPが正確だが、データ数が少なかった
  • Gold+では情報量は概ねキープし、データ数が3倍
  • これからはGold+を使います

lolalyticsの標準がPlat+のため
Plat+を使っているユーザーが多い(と思う)。

ARAMはランク比率が特殊なこともあり、
データ数が少なかったためGold+を使う。

補足1-以前のPlat+統計

昨シーズン末の11.24で比較。

まずはALL RANKS。

ソナジグスなど古のARAMOPに、
マークスマンとタンクが主体。

続いてPlat+。

マークスマンがやや多いものの、
傾向としてはほぼALL RANKSと同じで、
昨シーズンはPlat+とALL RANKSに
あまり差がなかった。

ALL RANKSとPlat+の乖離は
今シーズン中盤から発生しており、
耐久力アップデートで一気に顕在化した。

今シーズンのARAMは
ランク次第でOPが変わる。

補足2-ランク戦のランク比率

ランク帯統計数割合
チャレンジャー59,5690.05%
グランドマスター177,1600.15%
マスター820,0780.70%
ダイヤモンド4,207,5263.61%
プラチナ14,545,33812.49%
ゴールド32,432,48727.84%
シルバー38,800,75633.31%
ブロンズ19,866,68217.05%
アイアン3,300,0592.83%
アンランク2,287,7251.96%
合計116,497,380100%

ランク戦の総統計数は116,497,380、
ARAMの総統計数は111,751,120で、
その差は4%程度。
ランク戦とARAMの人口に
ほとんど差はない。

ランク戦の場合、
Plat+のデータ数は19,809,671で、
全体の約17%。

これならPlat+だけでも
有効なデータとして使える。

当然ランク戦は10試合で
アンランクではなくなるため
一概には比較できないが、
やはりARAMは圧倒的にアンランクが多い。

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