12.15まで、当サイトではlolalyticsの
Plat+統計を主に使用してきました。
12.16より、Gold+統計を主に使用します。
以下はその沿革と、変更した理由。
まとめると、
- 今年はARAMのOPにランク差が生じている
- ARAMのPlat+の統計は少なすぎる
という話。
Plat+統計のメリット
12.15のチャンピオン勝率上位で比較。
まず、ALL RANKS統計が以下。
AoEやポークが豊富で、
いわゆるARAM適正が高そうなチャンピオン達。
"昔ながらのARAMOP"という雰囲気も少し残る。
続いてPlat+統計が以下。
ハンドスキルに富むプレイヤーが多いため、
耐久力アップデート以後強くなった
サステインを持つチャンピオンを加えたリストになる。
とはいえ、
レナータ,スウェイン,シンジド,タリック,セラフィーン等の
圧倒的なARAM適正を持つOP達も含まれる。
Plat+統計の方が
より最近のARAMOPを反映した統計だと考え、
こちらを使っていた。
ARAMの試合で、
- 簡単に勝ちやすいのは
ALL RANKSの上位チャンピオン - 潜在能力が高いのは
Plat+の上位チャンピオン
とも言える。
なお、
ALL RANKSとPlat+の統計に
大きな差が出始めたのは
今シーズン中盤からの話。
昨シーズンまでは
これほどではなかった。
詳細は記事末尾で補足。
Plat+統計のデメリット
ARAMのPlat+統計は、
統計数が少ないという問題がある。
以下は12.15における
lolalyticsでの統計数(Global)。
ARAMのランク比率
ランク帯 | 統計数 | 割合 |
---|---|---|
チャレンジャー | 15,069 | 0.01% |
グランドマスター | 30,620 | 0.03% |
マスター | 157,124 | 0.14% |
ダイヤモンド | 1,399,958 | 1.25% |
プラチナ | 6,798,017 | 6.08% |
ゴールド | 15,945,810 | 14.27% |
シルバー | 19,389,256 | 17.35% |
ブロンズ | 12,769,253 | 11.43% |
アイアン | 1,555,753 | 1.39% |
アンランク | 53,690,260 | 48.04% |
合計 | 111,751,120 | 100% |
ARAMの約48%は
アンランクのプレイヤーが占めている。
ARAMの場合、
Plat+のデータ数は8,400,788で、
全体の約7.5%しかない。
この統計はパッチ終了時の最も多いデータで、
アップデート直後は更に少ない。
こうなると、
マイナービルドを絞り込んだ際に
ARAMのPlat+は統計数が少なすぎてブレが発生する。
なお、ARAMの試合数は
ランク戦の試合数とほぼ同等で、
ARAMの試合自体が少ないわけではない。
詳細は記事末尾で補足。
例-タンクトリンダメア
サンファイア(ピック率10%)選択時の
トリンダメアのルーン勝率。
左が12.14、右が12.15。
注目は3段目と4段目。
12.15は小規模なパッチで、
トリンダメアと関連アイテム、ルーンには
一切変更がなかった。
トリンダメア本体、
及びサンファイアの
パッチ間勝率差は約1%。
にも関わらず、
心身調整vs息継ぎや
超成長vs生気付与の
勝率が大きく変動している。
統計数3桁ではこういったブレが起こる。
このように、
Plat+は統計数が少なすぎるため
安定した情報として扱うのは難しかった。
パッチ間で大きな変更がなかった場合、
前パッチの統計と比較するか
データ範囲を30日に増やすことで
ブレのあるデータか判断していた。
Gold+統計のメリット
改めてARAMのランク比率。
ランク帯 | 統計数 | 割合 |
---|---|---|
チャレンジャー | 15,069 | 0.01% |
グランドマスター | 30,620 | 0.03% |
マスター | 157,124 | 0.14% |
ダイヤモンド | 1,399,958 | 1.25% |
プラチナ | 6,798,017 | 6.08% |
ゴールド | 15,945,810 | 14.27% |
シルバー | 19,389,256 | 17.35% |
ブロンズ | 12,769,253 | 11.43% |
アイアン | 1,555,753 | 1.39% |
アンランク | 53,690,260 | 48.04% |
合計 | 111,751,120 | 100% |
Plat+の統計数は8,400,788で、
全体の7.5%。
Gold+の統計数は24,346,598で、
全体の21.79%まで増加する。
Plat+→Gold+で
一気にデータ数が3倍に増える。
Gold+統計のデメリット?
Gold+を選ぶと、
ALL RANKS同様
AoEとポークだけになるのではないか?
という問題。
まず、おさらいとして
Plat+の勝率上位。
続いて
Gold+の勝率上位。
順位に変動はあるが、
17/21体が共通している。
エイトロックスやグウェン、イレリア等の
ファイター系も上位に残っている。
Gold+では21位までに入っていないが、
TierAにフィオラやヤスオも存在する。
高難易度と低難易度チャンピオンの兼ね合いとしても、
むしろGold+の方がバランスが良いのではないか?
というレベルで、
統計的なデメリットは感じられない。
まとめ
- Plat+はOPが正確だが、データ数が少なかった
- Gold+では情報量は概ねキープし、データ数が3倍
- これからはGold+を使います
lolalyticsの標準がPlat+のため
Plat+を使っているユーザーが多い(と思う)。
ARAMはランク比率が特殊なこともあり、
データ数が少なかったためGold+を使う。
補足1-以前のPlat+統計
昨シーズン末の11.24で比較。
まずはALL RANKS。
ソナジグスなど古のARAMOPに、
マークスマンとタンクが主体。
続いてPlat+。
マークスマンがやや多いものの、
傾向としてはほぼALL RANKSと同じで、
昨シーズンはPlat+とALL RANKSに
あまり差がなかった。
ALL RANKSとPlat+の乖離は
今シーズン中盤から発生しており、
耐久力アップデートで一気に顕在化した。
今シーズンのARAMは
ランク次第でOPが変わる。
補足2-ランク戦のランク比率
ランク帯 | 統計数 | 割合 |
---|---|---|
チャレンジャー | 59,569 | 0.05% |
グランドマスター | 177,160 | 0.15% |
マスター | 820,078 | 0.70% |
ダイヤモンド | 4,207,526 | 3.61% |
プラチナ | 14,545,338 | 12.49% |
ゴールド | 32,432,487 | 27.84% |
シルバー | 38,800,756 | 33.31% |
ブロンズ | 19,866,682 | 17.05% |
アイアン | 3,300,059 | 2.83% |
アンランク | 2,287,725 | 1.96% |
合計 | 116,497,380 | 100% |
ランク戦の総統計数は116,497,380、
ARAMの総統計数は111,751,120で、
その差は4%程度。
ランク戦とARAMの人口に
ほとんど差はない。
ランク戦の場合、
Plat+のデータ数は19,809,671で、
全体の約17%。
これならPlat+だけでも
有効なデータとして使える。
当然ランク戦は10試合で
アンランクではなくなるため
一概には比較できないが、
やはりARAMは圧倒的にアンランクが多い。