パッチ12.13でのディヴァインサンダラーの変更-トリニティフォースとの与ダメージ比較

旧ディヴァインサンダラーと
新ディヴァインサンダラー（以下DS）のダメージを
トリニティフォース（以下TF）と比較しながら
エズリアルで検証。

ディヴァインサンダラーの変更点

ディヴァイン サンダラー
「追撃」のダメージ
対象の最大体力の12%（近接）/9%（遠隔） ⇒ 基本攻撃力の125%（+対象の最大体力の6%（近接）/3%（遠隔））

体力回復量
軽減前ダメージの50%（+対象の最大体力の6%（近接）/3%（遠隔）） ⇒ 軽減前ダメージの65%（+対象の最大体力の4.8%（近接）/2.4%（遠隔））（+基本攻撃力の100%）

ミシックボーナス
物理防御貫通 +5%、魔法防御貫通 +5% ⇒ 物理防御貫通 +3%、魔法防御貫通 +3%

これらの変更はオーンの名匠アイテムである「神殺し」にも適用されます

追撃ダメージの最大体力割合が減少し、
基礎ADも参照するように変更された。

今回はこの追撃ダメージを検証。

エズリアルLv9での比較

エズリアルのQランク5、
プラクティスで防御0のダミー相手、
ミシックボーナス無し、
ルーン・シャードの影響無しで測定した
Q単発（シーン発動あり）のダメージ。

旧ディヴァインサンダラー

新ディヴァインサンダラー

Lv9での比較まとめ

旧ディヴァインサンダラーの場合

• Lv9の場合、敵HP1600まではTFの勝ち
• 敵HP2200からはAD増加を加味してもDSの勝ち

新ディヴァインサンダラーの場合

• Lv9の場合、敵HP1700まではTFの勝ち
• 敵HP3400からはAD増加を加味してもDSの勝ち

DSがTFを上回るために
必要な敵HPラインが上昇した。

特に基礎AD増加を加味する場合、
Lv9の段階でHP3400に到達する敵は
ほとんどいない。

序中盤の集団戦では、
圧倒的にTFの方がダメージが出ると考えてよいだろう。

エズリアルLv18での比較

旧ディヴァインサンダラー

新ディヴァインサンダラー

Lv18での比較まとめ

旧ディヴァインサンダラーの場合

• Lv18の場合、敵HP2200まではTFの勝ち
• 敵HP3000からはAD増加を加味してもDSの勝ち

新ディヴァインサンダラーの場合

• Lv18の場合、敵HP2300まではTFの勝ち
• 敵HP4600からはAD増加を加味してもDSの勝ち

Lv18でもDSが上回るラインが大幅上昇。

基礎AD増加込みでDSが勝利するラインは4600となり、
やはりDSはフルタンク相手でないとTFを上回ることが
難しくなっている。

HP3500～4000程度であれば互角と見てもいい。

実際の運用

DSの対タンク最大ダメージは下がったものの
実際のパワーはあまり変化しなかった。

タンクへの最大ダメージが抑えられた代わり、
キャリーへの最低ダメージが基礎AD分で増加したため、
差し引き微減程度に留まった。

チャンピオン単体で見ると
DS＞TFとなるHPラインは上昇したが、
5名全員を相手にして考えると
それほどダメージが減少していない。

タンク2名＋キャリー3名のような相手なら
今でもDS≧TF。

ファイター3名＋キャリー2名程度の相手なら
今はTF≧DSだと考えてよい。

新DSはタンク相手には今でも有効。
微妙になったのはHP3000前後のオフタンク/ファイター達。
相手にフルタンクがいないなら、TFが安定する。

ファイターでは別

もっとも、
これは与ダメージだけを考えたエズリアルの話。

新DSは回復量に基礎AD100%が追加されたため、
サステインを活かせるファイターでは
多少ダメージは落ちるものの、
高い回復量を活かして
以前よりもロングファイトができる。

総括

総合的にダメージは減少したが、
今までが強すぎたと言った方が正しい。

ARAMではルシアンやキンドレッド等でも
旧DSがオフメタ高勝率となっていたが、
これからはファイター専門のアイテムになりそう。