考察・雑記

ARAMのスタートアイテムでのポーション【99%の試合で不要】

筆者は99%の試合でポーションを買わない。
その理由と考え方について。

一言で言えば、
最序盤の体力差が勝敗に影響しにくいから。

ポーションの効果と作用

ポーションの効果が以下。

体力ポーション:15秒間でHPを120回復
詰替ポーション:12秒間でHPを100回復(2チャージ)

ポーションはコアアイテムに進化しないことから、
最序盤の短期的な体力差を目的としたアイテムだと分かる。

ここを考えると、
ARAMではほとんどの試合で不要。

ポーションを買わない例

ARAMの序盤で発生する状況を
以下の2つに分けて考える。

  • Lv3で集団戦になり、キルまで発生する
  • 集団戦が発生せず、ハラスだけ行われる

このどちらを考えても、
ポーションはあまり有効に働かない。

Lv3で集団戦になる場合

マークがあるARAMでは
最序盤から不可避のエンゲージが発生し、
そのまま集団戦になることがしばしばある。

自分のフラッシュ1つに対して、
相手のマークが2つ飛んで来る。

Lv3で集団戦が起こる場合
15秒間の回復は間に合わないことが多く、
ポーションの有無は集団戦の勝敗に影響しにくい。

ガーディアンホーンに救われることはあるが、
ポーションの差に救われることは滅多にない。

また、15秒必要な体力ポーションにとって、
回復中にデスしてしまうことは最悪の結果。
体力ポーションの回復1秒目でデスしたなら、
50Gを丸損したことになる。


詰め替えポーションなら復活後も使えるため、
丸損は避けられる。

が、150G余っていれば
Lv3の集団戦でキルを獲得できた場合
1stリコールでアイテムを買える可能性がある。

150G余らせて1キル取れば、
300Gのアイテムを買える。
詰め替えポーションを持つより有利になれる。

上記の理由から、
Lv3の集団戦を考えるなら
どちらのポーションもあまり買いたくない。

メレーでサステインが欲しい試合は多々あるが、
ガーディアンホーンだけで済む場合がほとんど。
ポーションまで必要な試合は後述する極一部に限られる。

ハラスだけ行われる場合

集団戦が発生せず、
ハラスだけ行われる場合。

ポーク勝ちできるか否かで理由が少し変わる。

ポーク勝ちしそうな場合

味方構成のポークが強く、
プッシュ主導権を握れそうな場合。

序盤から体力有利が生まれることが予想され、
こちらがポーションを使う場面はなかなか訪れない。

むしろプッシュ&シージから
スノーボールを狙いたいため、
ゴールドを効率よく装備に変換したい。

ポークビルドのスノーボールは
敵より先に1コアを完成させることが重要。

結果、ポーションを買わずに
ファーストアイテムにラッシュした方がよい。

ポーク負けしそうな場合

敵のポークの方が強く、
味方がしばらく押し込まれそうな場合。

この場合、
むしろポーションを飲んで下手に耐えてしまうこと
最大の悪手。

ARAMにおけるポーク&シージの理想形は、
相手がデス(装備更新)せずに
低HPのままタワー下に籠もり続けること。

ポーク負け側のポーションは、
劣勢の時間を自ら引き伸ばしてしまうアイテム。

ポーク負けしているなら、
素直にデスして装備を更新する必要がある。
体力ポーションは逆転に繋がるアイテムではない。

ポーションを買わない理由のまとめ

  • 集団戦を考えるなら、
    赤ポーションはロスが大きく、詰め替えポーションは値段が高い
  • ポーク勝ちしそうなら、
    そのまま装備にラッシュした方がよい
  • ポーク負けしそうなら、
    ポーションを飲まずにデスして装備更新した方がよい

ARAMでポーションを買う例

今度は逆に、
個人的にポーションを買う1%の試合について。

自分がナサスで、ポーク負けしそうな場合

ナサスは最序盤の砲台ミニオンを取れるか否かが
スノーボールの成否に大きく関わる。

最序盤のミニオンをQで取れないと、
ミニオンのHPスケールが上回り
どんどんCSが取れなくなっていく。

CSを取りにくるナサスは格好の的で、
ポーク/プッシュ負けしている場合には
この砲台ミニオンを取ることすら厳しくなる。

メレーでわかりやすくCSを取りに行く
ナサスならではの悩み。

この場合、スタートアイテムで

  • ガーディアンホーン
  • ルビークリスタル
  • 体力ポーション

この3つを買って、
最序盤のハラスを確実にやり過ごす場合がある。

相手が柔らかいポーク構成なら、
スタックさえ貯まればいずれナサスが勝てる。

通常の試合ではシーンスタートでCSも取れる。
稀に、シーンスタートでは
序盤にコケてそのまま畳まれそうな試合がある。

敵味方共に完全なポーク構成の場合

  • ジグス
  • ラックス
  • ジェイス
  • アッシュ
  • ヴェル=コズ

に対して、

  • エズリアル
  • ゼラス
  • ニダリー
  • ヴァルス
  • ザイラ

このレベルで
ポーク構成に偏った試合。

どちらもポーク構成で、
序盤からポーク勝ちした側が
そのまま押し切る展開がまず予想される。

両者共に試合プランが
ポーク&シージしかほぼ存在しない。

このような場合には
最序盤のポークで絶対に押し負けないため
ポーションを買ってスタートする。

まとめ

  • 多くの試合でポーションは買う理由が薄い
  • ポーションを買いたい試合はごく限られたケース
  • 買う理由は、いずれも最序盤のHPが重要視されるから

最序盤のHP差が勝敗に直結する試合が少ない、
という話。

サモリフでポーション無しのビルドが見られない理由は、
最序盤の小さな劣勢が大きく広がっていってしまうから。
しかし、ARAMでは逆転のチャンスが数多くある。

特に最近のARAMでは集団戦で勝ち負けを繰り返すことが多く、
一方的な試合が少なくなってきた点も後押ししている。

ポーションを買う試合を2つ例示したが、
「最序盤のHP差が勝敗に直結するかも」と感じる試合であれば
ポーションスタートを考えてよい。

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