パッチノート

12.23ミッドパッチ2解説【ラヴァナスハイドラ、変幻自在のジャック=ショー】

12/14にミッドパッチ2が入ったが、
内容が多かったため個別記事として作成。

おまけとして、ミッドパッチ1の内容も添付。

2022/12/14 ミッドパッチアップデート2

ドクター・ムンド

レベルアップごとの基本体力自動回復:0.75 ⇒ 0.55
固有スキルの体力コスト:現在体力の3% ⇒ 現在体力の4%
固有スキルの最大体力に応じた追加体力自動回復:0.4~2.5 ⇒ 0.4~2.3
Qの体力コスト:スキルレベルにかかわらず60 ⇒ 50/60/70/80/90
Eの体力コスト:20/30/40/50/60 ⇒ 10/25/40/55/70
Rのクールダウン:110秒 ⇒ 120秒

全体的にナーフ。
明らかにやりすぎだったため当然。

ARAM的にはナーフ後の心の鋼でも使いこなしており、
これでもまだ上位で戦えそう。
最悪レディアントもある。

ヘカリム

Qのスタックごとの追加ダメージ割合:4%(+増加攻撃力100ごとに5%) ⇒ 3%(+増加攻撃力100ごとに4%)

ヘカリムのパワーを担う
Qのダメージ増加がナーフ。

かなり痛い部分で、明らかにパワーが落ちる。
ヘカリムはラヴァナスやジャック=ショーのナーフも影響大。
現ヘカリムはARAM適正が高いためこれでもなんとかなりそうだが、
流石にOPとはいかなくなるか。

ジャンナ

固有スキルの増加移動速度:8% ⇒ 6%
Eの増加攻撃力:10/17.5/25/32.5/40(+魔力の10%) ⇒ 10/15/20/25/30(+魔力の10%)

ナーフ。
が、ARAMでのストロングポイントは失われない。

リリア

固有スキルの体力に応じたダメージ:6% ⇒ 5%
Qの魔法ダメージ:40/50/60/70/80(+魔力の40%) ⇒ 35/45/55/65/75(+魔力の40%)
Qの外縁部の確定ダメージ:40/50/60/70/80(+魔力の40%) ⇒ 35/45/55/65/75(+魔力の40%)

パッシブとQがナーフ。
大きく順位は落とさないだろうが、
TierB前後が見えてきた。

ラックス

Eの魔力反映率が上昇:70/120/170/220/270(+魔力の70%) ⇒ 70/120/170/220/270(+魔力の80%)
Rの魔力反映率が上昇:300/400/500(+魔力の100%) ⇒ 300/400/500(+魔力の120%)

APレシオのバフ。

シールドはARAM調整で-20%されているため微妙。
だが、EとRがここまでバフされるのは嬉しい。

ポークメイジ自体が厳しい環境だが、
旧ARAMOPの一角として返り咲けるかどうか。

ニーラ

Qの物理ダメージ:5/10/15/20/25(+合計攻撃力の90/100/110/120/130%) ⇒ 5/10/15/20/25(+合計攻撃力の90/97.5/105/112.5/120%)
Qのクリティカル率に応じたダメージ増加:0~100%、クリティカル率で上昇 ⇒ 0~120%、クリティカル率で上昇
Q自動効果のチャンピオンへの通常攻撃または「形なき刃」での体力回復:軽減後ダメージの0~15%、クリティカル率で上昇 ⇒ 軽減後ダメージの0~20%、クリティカル率で上昇
Rの継続ダメージ:15/30/45(+増加攻撃力の35%) ⇒ 15/30/45(+増加攻撃力の28%)
Rの詠唱終了時のダメージ:変更なし
Rの合計ダメージ:185/345/505(+増加攻撃力の260%) ⇒ 185/345/505(+増加攻撃力の232%)
Rの体力回復量:軽減後ダメージの30~45%、クリティカル率で上昇 ⇒ 軽減後ダメージの20~50%、クリティカル率で上昇

RのダメージがQのダメージへ移動、
Q,R共に終盤の回復量が増加。

結果が予想しづらい内容だが、
ARAMでは維持~ややバフ程度になるのではないか。
Qのクリティカルレシオと回復量の増加が大きいと見ている。

ラムス

Wのクールダウン:6秒 ⇒ 7秒
Wの増加物理防御:50 ⇒ 40
Wの増加魔法防御:15 ⇒ 10

Wがナーフ。

ミッド1でのARAM調整剥奪に続いてナーフ。
ラムスのようなカウンターチャンピオンが
ARAM上位に留まれたことが奇跡だった。
またしばらくお別れになりそう。

ウディア

マナコスト:45~28(チャンピオンレベル1~18) ⇒ 40~23(チャンピオンレベル1~18)
Qの追加物理ダメージ:対象の最大体力の3/4.4/5.8/7.2/8.6/10%(+増加攻撃力100ごとに6%) ⇒ 対象の最大体力の3/4/5/6/7/8%(+増加攻撃力100ごとに5%)
Qの通常攻撃時効果の追加物理ダメージ:5/13/21/28/37/45(+増加攻撃力の20%) ⇒ 5/11/17/23/29/35(+増加攻撃力の30%)
覚醒時Qの物理ダメージ:対象の最大体力の2%~5%(+増加攻撃力100ごとに3%) ⇒ 対象の最大体力の2%~4%(+増加攻撃力100ごとに2%)
Rのティックごとの基本ダメージ:10/18/26/34/42/50 ⇒ 10/20/30/40/50/60

サモリフで話題の脅威ビルドに対応するための
Qのナーフ気味調整。

が、ARAMではR上げのタンクビルドが主流。
ということは、Rだけ考えればよいため
実質的に微バフ。

ゼド

Qの基本物理ダメージ:80/115/150/185/220 ⇒ 70/105/140/175/210
Eのクールダウン:5/4.5/4/3.5/3秒 ⇒ 5/4.75/4.5/4.25/4秒
Eの基本物理ダメージ:70/90/110/130/150 ⇒ 65/85/105/125/145

Q,Eがナーフ。

ARAMではラヴァナスハイドラを持ち
W→Qでポークするビルドがあまりにも強く、
超OP化していた。

ナーフはナーフなのだが、
これだけで消えるビルドではない。

アイテム

変幻自在のジャック=ショー

合成コスト:600 ⇒ 700
トータルコスト:3000 ⇒ 3100
チャンピオンとの戦闘時の1秒ごとの物理防御と魔法防御:3 ⇒ 2

コスト増加、増加防御の最大値が
24→16に減少。

そこそこのナーフ。
とはいえ、フルスタックでの防御+15%は活きており、
ファイターが1枚だけ買う防具として優秀なのはまだ変わらないか。

ドミニクリガード

「ジャイアント スレイヤー」の追加ダメージ:0%~15%(対象との最大体力差に応じて) ⇒ 0%~25%(対象との最大体力差に応じて)
「ジャイアント スレイヤー」のダメージが最大になる体力差:2000 ⇒ 2500

追加ダメージが増加。

ヤケクソ気味なバフだが、
対心の鋼ビルドへの切り札的存在になる。
25%はかなり大きい。これと王剣で戦えるだろう。

ただ、ARAM的にはニッチなカウンターアイテムの枠を出ないため、
アイテム勝率が大きく上がるかは微妙。
ドミニクリガードを挟むとビルドで混乱し、
IEが遅れてしまうプレイヤーが多い点も
アイテム性能以外の面での問題。

勝率には大きく現れないが、強いアイテムになる可能性がある。

ラヴァナスハイドラ

「なぎ払い」のダメージ:合計攻撃力の50%(近接)/合計攻撃力の25%(遠隔) ⇒ 合計攻撃力の40%(近接)/合計攻撃力の20%(遠隔)
デス時に失う「肉食」のスタック:スタックの50% ⇒ スタックの60%

なぎ払いとスタックへのナーフ。

なぎ払いダメージがどんどん下がっていく。
が、ラヴァナスハイドラの強みは

  • オムニヴァンプ10%
  • なぎ払いが円形範囲
  • なぎ払いが距離減衰しない

この部分にあり、
これが消えない限りARAMの集団戦で強いことは変わらない。

もちろんナーフはナーフなのだが
元があまりにも強すぎるため、
これでもまだ強いと予想。

ティアマット

「なぎ払い」のダメージ:合計攻撃力の50%(近接)/合計攻撃力の25%(遠隔) ⇒ 合計攻撃力の40%(近接)/合計攻撃力の20%(遠隔)

ラヴァナスに合わせてティアマットのナーフ。
タイタンハイドラがかわいそう。

ストームレイザー

攻撃力:+40 ⇒ +45

こんなバフをしても誰も使わない。

2022/12/9 ミッドパッチアップデート1

ARAMのチャンピオン調整への変更

バフ

  1. アジール 攻撃速度増加量+0.025%,スキルヘイスト+20
  2. アフェリオス 与ダメージ-5%→与ダメージ0%
  3. ドレイヴン 被ダメージ0%→被ダメージ-5%
  4. カイ=サ 被ダメージ0%→被ダメージ-5%
  5. カリスタ 被ダメージ0%→被ダメージ-10%
  6. セラフィーン 回復量-40%,シールド量-40%→回復量-20%,シールド量-20%
  7. ソナ 回復量-20%,シールド量-20%→回復量-10%,シールド量-10%
  8. ヴェイン 被ダメージ0%→被ダメージ-5%
  9. ゼリ 与ダメージ0%→与ダメージ+5%

ナーフ

  • エイトロックス 与ダメージ+5%,被ダメージ-5%→与ダメージ0%,被ダメージ0%
  • ドクター・ムンド 与ダメージ-5%→与ダメージ-10%,回復量-10%
  • ヘカリム 与ダメージ+10%,被ダメージ-10%→与ダメージ0%,被ダメージ-5%
  • カサディン 与ダメージ+5%,被ダメージ-10%→与ダメージ0%,被ダメージ-5%
  • カタリナ 与ダメージ+10%→与ダメージ+5%
  • ラムス 与ダメージ+5%,被ダメージ-10%→与ダメージ0%,被ダメージ0%
  • セト 被ダメージ+5%→被ダメージ+10%,スキルヘイスト-20
  • サイオン スキルヘイスト-20

バフ側は苦戦続きのADC(+アジール)が中心。
12.22のミッドパッチでスキルヘイスト-20を与えられた
ソナとセラフィーンにも補填の回復/シールドバフ。
TierB前後のヴェインがバフされた理由は不明。
最下層マークスマンではトリスターナ、クイン、コーキが
バフをもらえなかった。

追記:
結局、マークスマンはこれだけでは上がれなかった。
ソナはサポートビルドでOP復活。
セラフィーンもOPまでいかないが、かなり強い。

ナーフ側は12.23の上位勢が順番に並べたような状態で、
概ね妥当な調整と言える。
ナーフというよりは過剰なバフを剥がされている形。
しかしセト、サイオンにはスキルヘイスト-20が入ったのが特徴的。
これにより1%前後の勝率ダウン。

追記:
エイトロックス、ヘカリム、セト、ラムスは大きく落ちた。
ムンド、カタリナ、サイオンはまだ持ちこたえている。

まとめ

  • ジャック=ショーもラヴァナスハイドラもまだ強い
  • ドミニクリガードが使えるアイテムに
  • ニーラとラックスに注目

流行りのラヴァナス→ジャック=ショービルドが
どちらもナーフされた形。

ただ、ARAMでは強"すぎる"レベルだったため、
これでも強いビルドの一つになるのではないか。

心の鋼タンクは数が急激に減ったが、
まだ一部チャンピオンでは強い。
というか、この状態が適正だと思われる。

ドミニクリガードの25%はかなり高い数値で、
状況によってめちゃくちゃなダメージになりそう。
立場の弱いマークスマン希望の星になれるか。

チャンピオンではニーラ、ラックスが注目株。
ニーラはS+を守れるか、ラックスはTierAへ這い上がれるか。

-パッチノート