パッチノート

ARAMパッチノート12.15【シンジドとラムスがMS増加でOPに】

シンジドとラムス、2体のいぶし銀チャンピオンの
移動性能が大幅に増加。
なお、またしてもチャンピオン調整の変更はなし。

アップデートの注目点

シンジド

固有スキル - 流撃
増加移動速度 20% ⇒ 25%
対象ごとのクールダウン 10秒 ⇒ 8秒

R - 狂人のポーション
増加ステータス 20/60/100 ⇒ 30/65/100

パッシブとRにバフ。

パッシブは225以内にチャンピオンが接触すると
MSが2秒間25%増加するという効果。

この効果はスタックし(最大25スタック)、
効果時間が更新されると
スタックも維持したまま更新される。

CD8秒であれば集団戦中に
2回目の発動を狙うことも可能なライン。

常に5v5のARAMでは、
ほとんど常にMSを向上させられるようになった
と言っても過言ではない。

MS増加系アイテム無しに走り回れるようになり、
シンジドを捕まえることは困難を極める。

Rのバフは増加ステータスのため、
AP,AR,MR,MS,HPReg,MNRegがそれぞれ10増加。

AP,AR,MR,MSだけで考えても、
ゴールド換算値で約717G相当のバフになる。
明らかにOP。

12.14時点でTierA(30位)のため、
バフによりTierS入りの可能性が高い。

ラムス

R - どーんどーん
クールダウン 110/95/80秒 ⇒ スキルレベルにかかわらず90秒
基本射程 600 ⇒ 800
ダッシュ時の射程増加量 1.3 ⇒ 1.5 (注:移動速度に応じて、どれくらい射程が増加するかを指しています)
最小ダッシュ速度 700 ⇒ 900
最大ダッシュ速度 1800 ⇒ 2000

RのCDとリープ距離にバフ。

Q使用中のRであれば
MSの130%の距離だったものが、
MSの150%の距離までリープできるようになった。

ダメージそのものは変化していないが、
ラムスは既に充分ダメージが出るチャンピオン。

12.11のソーンメイルのバフにより、
相性の良いラムスも勝率を上げていた。

ガンク能力の向上が最大のメリットだが、
正面から入るしかないARAMにおいても
移動能力のバフは大きな変更。

たった325しかないE(Taunt)のレンジに
敵キャリーを捉える必要があるため、
リープ能力の向上は集団戦の作りやすさに大きく影響する。

Lv6+プレート靴で約1050前後、
Lv18+プレート靴で約1300前後リープする。

12.14時点でTierB+(63位)のため、
バフによりTierA入りが考えられる。

ARAMのチャンピオン調整への変更

バフ

  1. なし

ナーフ

  • なし

今回もチャンピオン調整なし。

ARAMのチャンピオン調整は12.10mid以来変更されていない。

パッチ12.15のARAM的寸評

アカリ

W - 黄昏の帳
気の回復量 80 ⇒ 100
最大気の増加量 80 ⇒ 100

Wによる気の回復量が増加。

戦闘中のスキル使用回数が増えるが、
ARAM的にはあまり影響はない。

グウェン

Q - チョキチョキッ!
中心部の確定ダメージ 与ダメージの75% ⇒ 50%が確定ダメージに変換

確定ダメージ変換量がナーフ。

純粋なパワーダウン。
しかしTierS陥落にはまだ足りない。

カリスタ

基本ステータス
基本攻撃力 69 ⇒ 66

プロシーンで使用率が高いため序盤のナーフ。

レーン序盤で強いチャンピオンのため、
そもそもARAM適正が低い。

ケネン

W - 稲妻の奔流
クールダウン 14/12/10/8/6秒 ⇒ 13/11.25/9.5/7.75/6秒
魔法ダメージ 60/85/110/135/160 ⇒ 70/95/120/145/170
R - 雷撃の大嵐
雷撃ごとの魔法ダメージ 40/75/110(+魔力の20%) ⇒ 40/75/110(+魔力の22.5%)

WとRへ主にダメージのバフ。
RのAPレシオは合計150%→168.75%へ増加。

ARAMでは正面以外から入れないため苦戦しているが、
集団戦のキャリーとしてダメージのバフは大きい。
やや注目のバフ。

リー・シン

Q - 響掌/共鳴撃
「共鳴撃」の気コスト 30 ⇒ 25
W - 守りの型/鉄の意志
「鉄の意志」の気コスト 30 ⇒ 25
E - 破風/縛脚
「縛脚」の気コスト 30 ⇒ 25

リー・シンはコストが5ずつダウン。

ARAM的にはあまり影響なし。

レオナ

Q - シールド・オブ・デイブレイク
マナコスト 45/50/55/60/65 ⇒ 35/40/45/50/55
R - ソーラーフレア
スタンおよびスロウの効果時間 1.5秒 ⇒ 1.75秒

Qのマナ緩和とRのバフ。

涙なしのビルドへ若干の緩和。

1.75秒はランク3メガナーのRのスタンや
ユーミRのスネアと同じ効果時間。

レオナは集団戦を安定させるエンゲージタンクで、
更にパワーが上がる。

リリア

固有スキル - 夢を集める大枝
モンスターへのダメージの上限 40~100(チャンピオンレベル1~18) ⇒ 50~150(チャンピオンレベル1~18)

ジャングル向けのバフで、
ARAMには影響なし。

マスター・イー

E - ウージュースタイル
クールダウン 18/17/16/15/14秒 ⇒ スキルレベルにかかわらず18秒

EのCDにナーフ。

一部で採用されていたE上げビルドへのナーフ。
Q上げならパワー自体はそこまで落ちない。

キヤナ

固有スキル - 女帝の威風
ダメージ 15~83(チャンピオンレベル1~18)(+増加攻撃力の45%)(+魔力の30%) ⇒ 15~83(チャンピオンレベル1~18)(+増加攻撃力の30%)(+魔力の30%)

バグ修正
キヤナが「ファーストストライク」を装備していると、固有スキルの効果を追加で適用できていた不具合を修正

固有スキルのナーフとバグ修正。

12.14でチャンピオン勝率48.12%に対して
ファーストストライク勝率は53.8%あった。

12.15現在ではチャンピオン勝率46.62%に対して
ファーストストライク勝率は45.6%。

約9割が収穫か電撃を選択していたが、
かなり致命的なバグだったことが分かる。

元々勝率が低いタイプのアサシンだが、
更に勝率を落とす。

ラムス

R - どーんどーん
クールダウン 110/95/80秒 ⇒ スキルレベルにかかわらず90秒
基本射程 600 ⇒ 800
ダッシュ時の射程増加量 1.3 ⇒ 1.5 (注:移動速度に応じて、どれくらい射程が増加するかを指しています)
最小ダッシュ速度 700 ⇒ 900
最大ダッシュ速度 1800 ⇒ 2000

RのCDとリープの距離が大きくバフ。

バフされたソーンメイルとの相性も良く、
現在のARAMでは既に強い部類のチャンピオンだった。

バフは直接ダメージを増減させるものではないが、
それでもTierA程度まで上がってくる可能性が高い。

シェン

E - 殺気駆け
固有スキルまたはEでダメージを与えた際の気の回復量 30/35/40 ⇒ 30/40/50

気の調整。

シェンはほとんど変更なし。

シンジド

固有スキル - 流撃
増加移動速度 20% ⇒ 25%
対象ごとのクールダウン 10秒 ⇒ 8秒
R - 狂人のポーション
増加ステータス 20/60/100 ⇒ 30/65/100

パッシブとRにバフ。

特にARAMではパッシブを発動しやすく、
9回発動することも容易。

Rの序盤バフと合わせてかなりのバフ。
12.14でTierAのため、TierSが予想される。

シヴィア

基本ステータス
レベルアップごとの攻撃力 3.3 ⇒ 3
E - スペルシールド
クールダウン 22/20/18/16/14秒 ⇒ 24/22.5/21/19.5/18秒
R - 戦姫の号令
クールダウン 100/85/70秒 ⇒ 120/100/80秒

終盤へのナーフ。
と言いながら、序盤のCDも下げられている。

パワーダウンは避けられないが、
DPSが大きく下げられたわけではないため、
まだキャリーとしては機能する。

タリヤ

E - アンレイベルアース
クールダウン 16/15/14/13/12秒 ⇒ 18/17/16/15/14秒
R - ウィーバーウォール
壁の持続時間 5秒 ⇒ 4秒

EとRにナーフ。

プロシーンでもピック率が高い理由である
ゾーニング能力へのナーフ。

シヴィア同様ダメージは大きく下がっていないため、
キャリーとしては戦える。

スレッシュ

Q - 死の宣告
クールダウン 20/18/16/14/12秒 ⇒ 19/17/15/13/11秒
魔法ダメージ 80/120/160/200/240 ⇒ 100/140/180/220/260

Qにバフ。

全体的にエンゲージサポートをバフしたい模様。
Qはヒット時CD3秒還元もあるため強い変更だが、
ARAM的には中の下からあまり変わらないか。

ゼド

W - 影分身
分身の有効範囲 2000 ⇒ 無制限
E - 影薙ぎ
気コスト 50 ⇒ 40

ゼドだけはなぜか気だけでなく
Wにもバフ。

ARAMで大きく離れることは少ないが、
マークとWを使ったアウトプレイでは
自由度が格段に上がる変更。

OTPに要注意。

アイテム

ディヴァインサンダラー

「追撃」の体力回復量 軽減前ダメージの65% ⇒ 55%(+対象の最大体力の4.8%(近接)/2.4%(遠隔))(+基本攻撃力の100%)

回復量にナーフ。

かなり強かったため妥当な変更。
これでも合うチャンピオンなら強い。

マーキュリアルシミター

魔法防御 30 ⇒ 40
「水銀」の発動効果時間 1秒 ⇒ 1.5秒

微量のバフ。
※"発動効果時間"は、MS50%上昇の効果時間

ARAMでのサッシュはほとんど
対モルデ、マルザ、スカーナー限定のアイテム。

バフされたからと言って積む場面が増えるわけではない。

シルバーミアの夜明け

魔法防御 35 ⇒ 40
「水銀」の発動による増加ステータス 行動妨害耐性 +40%、スロウ耐性 +40% ⇒ 行動妨害耐性 +50%、スロウ耐性 +50%

微量のバフ。

こちらに至ってはARAMではほとんど誰も積んでいない。
ファイターは自然の力やデスダンスを買った方がよい。

ルーン

ファーストストライク

追加確定ダメージ 10% ⇒ 9%

確定ダメージ変換率が減少。

ARAMにおいてはバースト用というより、
ポーク&スノーボール用のルーンになっている。

バースト的には1%はそこそこのナーフだが、
ポークの観点から見るとあまり影響はない。

その他

バグ修正

「ルインドキング ブレード」をほかのアイテムの後に購入すると、ダメージが低下していた不具合を修正

王剣は対象の現在HPの一定割合のダメージを与える。

ウィッツエンド→王剣などと積んだ際に
他のアイテムのOnhitダメージが先に計算され、
その後減少したHPを参照して王剣がダメージを与えるため、
王剣のダメージが低下していた問題の修正。

割合ダメージを考えると終盤でも王剣は強いはずだが、
初手王剣に比べ4コア5コアの王剣が
あまり勝率が伸びなかった一因と思われる。

まとめ

チャンピオンで大きな変更が見られたのは
シンジド、ラムス、キヤナくらい。

その他は小規模な変更に留まっている。
勢力図に大きな変更はなさそう。

-パッチノート